取組紹介

「世界の宝石・瀬戸内海」を磨く ~ごみのないきれいな海を未来の子供に手渡す取り組みの実践~
特定非営利活動法人グリーンパートナーおかやま
第1回グッドライフアワード
活動拠点:
岡山県岡山市南区
WEB:
http://green-partner.jimdo.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/GPOkayama

取組の紹介

明治時代に香川県の小西和が著した「瀬戸内海論」に、農学者でもあり教育者で、最後は国連の事務次長も務めた新渡戸稲造博士が序文を寄せて、「瀬戸内海は世界の宝石」と称したと言っています。
明治の頃ごみのない瀬戸内海は外国から訪れた人々もその風景を絶賛していました。風景のみでなく、海自体も綺麗でした。私たちは、再びこの美しい瀬戸内海を取り戻すことを考え、
・海ごみの現場を理解して貰うための普及啓発活動
・海ごみの流れる元を断つための清掃活動
・海底ごみの持続可能な回収処理を目指した関係者間のネットワークづくり
に取り組んでいます。
普及啓発活動は、平成21年から主に小学生を対象に海ごみ回収現場を船の上から見学、「海底のごみはどのようなもので、どこから流れてきているか」を考えて貰い、家族ぐるみの清掃活動や海ごみをなくすための普及啓発に取り組んでいます。海を綺麗にするには、海底に溜まる海底ごみを除去する取り組みが必要ですが、それだけでなく、むしろ、それ以上に、上流の川や森を含め、流域全体からごみをなくす自然環境の保全に取り組みが必要です。
清掃活動では、地元のボランティア団体や地方公共団体と連携しながら、地道に清掃活動を継続させるとともに、「このごみが海に流れたらどうなるか」について説明しています。海を綺麗にするために、「川を汚さない」「森を育てる」ことが必要であり、地域の住民の意識や行動を変えることが重要です。この環境啓発・啓蒙の活動を岡山から輪を拡げ県下だけでなく、行政・学識者・企業・地域住民が共に行動を起こし、瀬戸内海の地域全体に注ぐ全ての河川流域で行っていくことが必要となっています。
山から川、そして海へと続く「水と緑の循環」を汚しているのは私たち自身に他なりません。そして、山・川・海を守り、美しい瀬戸内海を未来の子供達に手渡すへと繋ぐことが出来るのも私たちだけなのです。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

今後、岡山の河川(旭川)の漂着ごみの見える化を探検式と称して幼い子供から学生に対して行い、川のごみの見える化を通じて、普及啓発対象を増やし、地域住民、漁業、清掃活動団体と流域ごみ0(ゼロ)作戦を展開し、「普及啓発はNPO、回収処理・広報は行政、人的経済的支援は地元事業者、学術的な研究の公表は学識者」というような、「行いうるところから協力し合う体制」に向けた話し合いの場を継続し、体制を強化したい。

実行委員会からのコメント

「海底のごみはどのようなもので、どこから流れてきているか」という問題提起は、海の汚れが上流の川や森を含め、流域全体のごみの問題であることに気づかせてくれます。このプロジェクトは、地道な清掃活動への参加だけでなく、ごみの出所の理解を促すことにより、地域住民の意識や行動にも働きかけています。
今後、活動の地理的範囲を拡大し、瀬戸内海に関わるステークホルダーを広く取り込むなどして、瀬戸内海全域に活動の和が広がることを期待しています。このためにも、住民や行政、NPOだけでなく、特に企業の理解や協力をどのように取り付けていくのか、今後の活動に注目したいと思います。