取組紹介

おかえりやさいプロジェクト
個人(リーダー他市民会議に参加した市民)、企業(収集運搬業者、再生利用事業者、小売業者、ホテル、産廃業者など)、NGO(社団法人)、行政(名古屋市)、農家、地域コミュニティ(雁道商店街コミュニティ)
第1回グッドライフアワード
活動拠点:
愛知県名古屋市
WEB:
http://okaeri.n-kd.jp
Facebook:
https://www.facebook.com/pages/おかえりやさい-プロジェクト/1521074371450283

取組の紹介

名古屋市は1999年にごみ非常事態に陥り、ごみの減量に真剣に取り組みました。その後、市民・事業者・行政が参加して「名古屋市第4次一般廃棄物処理基本計画」を策定しました。「おかえりやさいプロジェクト」は、このときに生ごみの減量に興味を持ち、「生ごみ循環を言いっぱなしにしないで、自ら取り組もう」と思った有志を母体に2008年2月に発足しました。 2008年11月、名古屋市内スーパー5つの店頭に、おかえりやさいブロッコリーが初めて並びました。私たちは「おかえりやさい」が地域ブランドになることで、生ごみ食品資源循環の環を市民に可視化することを目指しています。
この生ごみ循環の取組に関わる小売業者、生ごみ収集運搬業者、堆肥化事業者、生産農家、名古屋市、そして主婦や会社員といった市民がプロジェクトを支えているメンバーです。おかえりやさいプロジェクトは、持続可能な生ごみ循環を進める地域協働、産官学民協働の取組です。
これまで、地元のスーパーやホテル・レストラン、そして学校給食の生ごみを堆肥化施設で堆肥化し、その堆肥を愛知県近郊の生産者に使ってもらい、できた野菜を「おかえりやさい」として上記のスーパーの店頭やホテルのレストラン、給食に戻す取組を続けてきました。この取組は主に事業者による食品循環推進を支援するものですが、2013年度からは家庭系生ごみの減量を推進しようと、ダンボールコンポストをまずメンバーが体験し、広めていく検討を始めています。
2009年、名古屋市の学校給食でも使われるようになりました。また2012年度から、名古屋市農業センターでもおかえりやさいをつくり始めました。東海3県内に生産者も着々と増えつつあります。さらに、名古屋市の雁道商店街のおかみさん会と協働して、雁道コミュニティの生ごみ循環を進めています。常に生ごみ減量・循環へのチャレンジを続けています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

おかえりやさいプロジェクトは、任意の緩やかなネットワークによって運営されています。定例会は名古屋市役所の会議室を借りています。しかし今後は持続可能な取り組みとしていくことをめざし、ダンボールコンポスト普及を構想中です。
いまは県外から購入しているダンボールコンポストを、おかえりやさいプロジェクトが名古屋でつくり、もっとこの地域に普及させていけたらと考えて新規に仲間を募っているところです。

実行委員会からのコメント

名古屋市のごみ非常事態という危機的状況を契機に生ごみの循環と野菜の栽培の流通を組み合わせるという、新しい発想に環境問題への強い意識と挑戦心を感じました。
自分たちの出した生ごみが、野菜として目に見える形で帰ってくるので、市民にとって環境問題を意識する良いきっかけになると思います。
さらに、スーパーやレストランといった企業や事業者だけでなく、学校も組み入れることで環境教育に役立っていることが好印象です。
今後は、名古屋市でダンボールコンポストを作り、普及させていくという、より持続可能な取組を目指した目標の達成に向け、地域及び産官学民がより連携して行動していくことで活動がより活性化していくことを期待しています。