取組紹介

自然に抱かれて生きる 豊岡の新しい暮らし方
豊岡市
第1回グッドライフアワード
活動拠点:
兵庫県豊岡市
WEB:
http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1391134056204/index.html
Facebook:
 

取組の紹介

豊岡市は、コウノトリ野生復帰の取組みから、環境と経済の共鳴するまちを目指しています。東北大学大学院環境科学研究科の石田秀輝教授・古川柳蔵准教授と共同で、2030年、化石燃料が不足などの環境制約が悪化し、現在のように便利な生活ができなくなる。その中で、我慢して毎日を送るのではなく、制約の中で、自然の技術も取り入れ、豊岡市民が、ワクワクドキドキ暮らすにはどうしたらよいかを市の若手職員7名と市内企業の6名で、バックキャスト手法で検討しました。

まず、豊岡在住の90歳前後の方に戦前の暮らし方の話を聞く「90歳ヒアリング」 を行い、自然を生かした遊び、食生活(保存方法含む)、人とのつながり、物への愛着など心豊かな生活があったことや豊岡らしさを学び、「自然に抱かれて生きる豊岡の新しい暮らし方」の具体的な事例「豊岡の食材でつどう暮らし」「生命の循環を感じる暮らし」「とよおかマイストーリーバッグ」など70を超える新ライフスタイルを提案しました。
例えば、「豊岡の食材でつどう暮らし」 とは『2030年、地元の家庭菜園や農家から余剰農産物等を回収し、各地域の出張夜市で販売し、仕事帰りのお客さんで賑わいます。生産者はロスを収入に変え、消費者は商品の生産・出荷情報を入手でき、予約購入や生産者との情報交換もできます。農産物の回収・配送・販売には、電気自動車や水素自動車が使用され、保存にはネイチャーテクノロジーを応用した「野菜いけす」を利用します。一方、地域の高齢者は、自分が育てた食材を持ち寄り、共に料理や食事をする「とよおかキッチン」に集います。地域の公民館で定期的に行います。料理教室やコンテストも開催されます。発展すれば、地域の子どもの面倒を見る役割も担います。』です。

これらを含む「自然に抱かれて生きる豊岡の新しい暮らし方」が市民の「あたりまえ」になるようにこのプロジェクトを進めています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

3つのライフスタイル事例を市民、企業などを巻き込み、深堀りします。そして、目に見える具体策として、市民に広げます。
また、これらのバックキャスト手法により描かれるライフスタイルから生まれるビジネスを成功させるため、この考え方を企業に広め、賛同する企業を増やし、ライフスタイル創出基盤を構築し、産官学連携により一層具体化し、継続的に豊岡らしい持続可能な多くのライフスタイルを実現していきます。

実行委員会からのコメント

将来の環境制約を「我慢する」のではなく、「どう楽しんで生活するのか」を念頭に置いて、先人の知恵を取り入れながら未来のライフスタイルを提案するという革新性に期待が膨らみます。産官学の連携を想定し、多様な主体を巻き込んで、未来のライフスタイルの事例を複数提示することで、市民や企業が行動を変革していくきっかけづくりになるのではないでしょうか。また、行政に求められる中長期の視点に立ったビジョンづくりへの活用など多くの用途があるように感じます。
今後、豊岡市で描き出したライフスタイルの実現に必要な様々な具体的技術やシステムが整備され、本格的に取組が実践されるとともに、日本全体に新たなライフスタイルが波及していくことを期待します。