取組紹介

普通の人が、当たり前のように森づくりに関心が持てる社会をつくる
NPO法人森のライフスタイル研究所
第1回グッドライフアワード
活動拠点:
長野県佐久市、木島平村や千葉県山武市など
WEB:
http://www.slow.gr.jp/
Facebook:
https://www.facebook.com/moridukuri

取組の紹介

日本の国土の約7割が森林です。これらは戦後、「荒れた国土に緑の晴れ着を!」を合言葉にたくさんの苗木が植えられたものです。人間が植えた苗木は、花壇のようにちゃんと面倒をみていかないと元気に育ちません。戦後植えた苗は、65年を超えるようになり、すでに木を伐って使う時期になっています。しかし、我が国の1年間の国産の木材自給率はわずか30%未満。7割以上を輸入しています。

森林が荒れて困っていると言われても、子どものときに森のなかで遊んだ原体験が乏しいので、多くの人は“ピン”ときません。ごく普通の人が、森づくりに関心を持てていない。ここに、今の日本の森の現状の課題があると、森のライフスタイル研究所は考えました。
そこで、当団体は森と触れあった体験に乏しく森を知らない多くの人々に対して、森への無関心をなくすため、「楽しさ」を取り入れた多彩な活動を提供することで、ごく普通の人が、当たり前のように森づくりに関心を持てる社会を創り、日本の森林の活性化をめざす団体として活動を行っています。

森のライフスタイル研究所は、都会で暮らす人たちと森の窓口として、3つのポリシーを大切に考えています。1つが「木をまなぶ」、2つ目が「木にふれる」、そして3つ目が「木をつかう」です。3つの「木」から「森」がつくられると考えています。
そして、この3つのポリシーを持続させていくために、「楽しさ」というファクターを活動の重要なキーと定めています。どんなに意義のある正しいことでも、その活動が辛く苦しいものでは、なかなか普通の人たちは、ついてこられません。そこで、3つのポリシーに楽しさをプラスします。「正しいことを、楽しく」というのが、森のライフスタイル研究所流の活動のあり方です。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

森のライフスタイル研究所では、これまで3つのポリシーのなかで2つ目の「木にふれる」の活動を軸に進めてきました。具体的には、植林や間伐の体験などです。これらの活動を年間30〜40回行ってきたのですが、今後は「ふれる」だけでなく、学識者をお招きした学習会やシンポジウムの「木をまなぶ」活動や、マイ箸づくりや積み木づくりの「木をつかう」活動も展開し、3つの「木」を通じて、普通の人が、当たり前のように森づくりに関心が持てる社会をつくっていきたいです。

実行委員会からのコメント

森林の役割と使われ方が大きく変化してきました。森林は人にとっても環境にとっても大きな財産であり、資源です。かつて人間が実施していたサスティナブルな生活でも木は重要な役割を果たしてきました。森づくりと木の有効な資源活用で、より多くの人が環境を考えるきっかけとなることを期待しています。