取組紹介

NEC田んぼ作りプロジェクト with アサザ基金
NEC CSR・環境推進本部 CSR・社会貢献室
第1回グッドライフアワード
活動拠点:
茨城県石岡市東田中地区:2004年度〜現在、茨城県牛久市上太田地区:2010年度〜現在
WEB:
http://jpn.nec.com/community/ja/environment/tanbo/index.html
Facebook:
https://www.facebook.com/necmdd

取組の紹介

「NEC田んぼ作りプロジェクト」は、生物多様性保全及び、環境意識啓発活動の取組の一環として、認定NPO法人アサザ゙基金との協働でNECグループ゚社員とその家族を対象に2004年度に開始、2013年度で10年目を迎えこれまでに延べ1万人が参加しています。
本活動では30年以上にわたって耕作が放棄されてきた谷津田を再生し、無農薬・無化学肥料での稲作による生きものに優しい環境作りを行うことで「100年後にトキの野生復帰」を目指しています。
本活動の成果として2010年度より新たに再生を始めた茨城県牛久市の谷津田では、様々な生きものが見られるようになりましたが中でもトンボに著しい変化が現れています。復田をしたことにより、広い水面と適度な間隔で植物が茂る田んぼへと環境が変わったため、トンボの種類・数ともに多く見られるようになりました。
【例:“シオカラトンボ” 2010年2匹→2011年42匹→2012年115匹、“ハグロトンボ”2013年度に初観察(アサザ゙基金調査による)】

また本活動の特徴は社員やその家族が稲作からお酒造りまでの一年を通じた自然体験参加型プログラムに参加することで、持続可能な社会作りを体感してもらうとともに、NECが有する「IT・ネットワーク技術」を活用して生態系観測や生物多様性保全に貢献する「生態系・生物多様性ソリューション」の開発・実証も目指しているという点があげられます。
地域との連携としては地元の酒蔵・白菊酒造(株)や小倉味噌店のご協力を頂き、収穫米を使ったNECオリジナル日本酒「愛酊で笑呼」や味噌造りを行っており参加者は安心安全な食品作りを体験しています。
このように本活動はNPOや地域と連携しながら「トキ」が棲めなくなるほどの生態系及び生息地の悪化という環境問題と、耕作放棄地の増加という社会問題を同時に解決する活動として、継続しています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

今後はさらなる社員の巻き込みをはかることで、本活動を活性化させ、農業ICTや生物多様性保全に貢献するITソリューションの開発・実証の場とするなど、NECらしいIT技術を活用した活動に発展させていきます。また、現在の谷津田をトキの生息環境を再生するための実物大モデルとして位置づけ、行政など多様なステークホルダーとも連携しさらなる地域への貢献にも努め循環型社会の実現を目指していきます。 

実行委員会からのコメント

企業の持つ技術を環境保全の活動のために活用し、更に年間を通した参加プログラムに社員を参加させることによって、自社の技術の実用性も実感する事ができる仕組み。企業が取り組む活動として、社会貢献、社内インナー施策の両面で考えられた、非常に素晴らしい取組です。