取組紹介

週休4日は畑で自給100%を目指し、更にアジアとコラボ – 旅館・吉田屋
旅館吉田屋
第1回グッドライフアワード
活動拠点:
島根県大田市温泉津町
WEB:
http://www.lets.gr.jp/yoshidaya/
Facebook:
 

取組の紹介

世界遺産(島根県大田市温泉津)地域に建つ100年の歴史を持つ老舗旅館吉田屋。後継者のいない旅館を血縁関係のない若者が引き継ぐ「後継創業」で受け継がれました。旅館の営業は週末(金土日)の3日間のみ。残りの4日間で若者は畑に、更には、国境を超えたコミュニテイー活動でアジアと協働しています。
そのアジアとの交流・コラボレーションのひとつは人的交流です。 吉田屋は全国各地からインターン研修生の受け入れを行っていますが、去年は日本国内にとどまらず、アジアからの若者も多くやってきました。また、吉田屋で研修し卒業したメンバーがアジアに飛び、カンボジアでは地元の若者と平均年齢24歳で会社を立ち上げ、村で生産されるカシューナッツを加工し付加価値をつけ販売することで地域に仕事を生んでいます。
更には、地域の食材が国境を越えてコラボした「食の開発」です。旅館営業のない平日に取り組み始めたのが、インターン卒業生が生産するカンボジアのカシューナッツと、平日に応援にいく山口県の茶畑の緑茶を使った「カシューナッツ緑茶味」を商品開発中です。
豊かな食を広げるためには、国境は関係ないことに、アジアとの人的な交流から気付きました。本物を求めるなら原点は畑です。今までも、吉田屋の料理長は連携する仲間が生産する無農薬有機栽培の野菜や平飼いされる鶏の卵、田んぼを再生し無農薬で栽培し昔ながらのはぜかけで干したお米など、旅館の料理の食材の自給率100%を目指してきました。
災害があっても慌てないだけの備蓄会員も募集し、コメや塩は名札を付けて高床の倉に蓄えてあります。地域とのつながりも大切でシニアの技術や知恵を継承することにも勤めています。倉などの建物はすべてセルフビルドでお年寄りから学び自分たちで建設しました。
そんな「安心」の仕組みを、旅館に宿泊に来る方だけでなく、商品開発した商品を通して多くの人に伝える活動に挑戦していきます。 

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

旅館吉田屋を経営する(株)バーチャルベンチャーズで働く若者は10人。ここを登竜門としてアジアに飛び出している日本人の若者は5人、地元で一緒に働くスタッフは15人になっています。田舎でも、都会でも、アジアでも働ける「どこでも役に立つ働きが出来る」人材登録は21人。田舎や、アジアで仕事ができるように「体力、多様性を受け入れられる個性、現場で工夫する創造力」を磨く人材育成教育をしていきたいと考えています。

実行委員会からのコメント

「旅館」を軸に、新しい食品の開発や、国際コミュニティとの交流まで行っていくという姿勢が斬新です。単に旅館を血縁関係のない若者が受け継ぐ事に終わらせず、国内外からインターンを受け入れ、卒業後も旅館とコラボレーションしていくという所に、「持続可能性」が感じられる取組だと思います。