取組紹介

福島ひまわり里親プロジェクト
特定非営利活動法人チームふくしま
第3回グッドライフアワード
活動拠点:
福島県福島市、福島県須賀川市
WEB:
http://www.sunflower-fukushima.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/himapopo2014

取組の紹介

福島と全国をひまわりで繋ぐプロジェクト。「For you,For Japan」という理念の下、障がい者福祉施設の雇用対策、観光対策(教育旅行)、防災教育の3本柱で進めている。震災の影響を受けた福島県二本松市の障がい者福祉施設にひまわりの種の袋詰めを依頼。その種を購入し、育て、採れた種を福島に送る「里親」を募集。送られた種は、次の年に福島県内に無料配布(2015年は2万9千袋を配布)し、復興のシンボルとして咲かせることで、全国と福島の絆づくり、福島の観光業を発展している。福島県内で採れた種は油にし、バスのエネルギーとして再利用。防災・道徳教育の導入として累計1,118校の学校現場での活用もされている。2011年の発足から5年目を迎える現在まで、日本全国から累計4,782件のお申込みをいただき、11万人(推定)の方に参加していただいている。

活動のきっかけは?

東日本大震災の影響で二本松市の福祉作業所和様のお仕事が激減したことをきっかけに活動がスタート。種の袋詰めや搾油などの仕事を依頼することで、作業所の雇用を支援。現在は福島県内4ヶ所の施設に委託している。また、里親様がひまわりを通して被災地に想いを寄せ学ぶことで、震災・心の教育に繋がる。福島にひまわりを復興のシンボルとして、修学旅行を中心に観光振興を図っている。

問題解決のために取り組んだ方法

雇用:福祉作業所和様の主だった畑作業・饅頭の箱折り作業が震災後激減し、全国へ販売する種の袋詰め作業を依頼したことで、作業所の仕事を支援。
観光:全国と福島を繋ぐ絆のひまわりを咲かせ、福島に観光名所をつくり観光事業を促進。
教育:防災・道徳教育として導入。ひまわりをきっかけに修学旅行として福島を訪問していただくことで、観光振興、福祉雇用の回復にも繋がっている。

今までの成功のポイントは?
  • [スタートの容易さ]実際に被災地に赴くことが難しい主婦や子どもなど、老若男女問わず復興支援を自発的かつ継続的に行う事ができる。
  • [Simple]ひまわりを育て、送り返すというシンプルな活動の中で3つの目標(雇用・観光・教育)を達成できる。子どもたちが自ら考えて活動できる幅が広く、オリジナリティに溢れている。
  • ひまわりを通じて生まれた物語を発表する「ひまわり甲子園」を開催。地方大会も開催することで、福島-全国という繋がりから、近隣の活動者同士の横の繋がりが生まれ、有事の際のネットワークが構築できる。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

「広島の折鶴」のように福島のひまわりの種をそれぞれの学校・地域で育て事前学習し、福島に持ってくるという物語を作ることで、教育旅行のきっかけを創出し、防災教育・観光・福祉雇用につなげていくことを目指す。2020年の東京オリンピック会場や聖火リレーの開催場所でも栽培を進めていく。復興のシンボルとして咲き誇るひまわり畑の中で聖火リレーを行い、「同情から尊敬の福島」を国際的にPRしていく。

プロフィール

2011年5月に「福島ひまわり里親プロジェクト」を発足。福島県内の20~30代の若手経営者、日本最年少小学5年生の理事を中心に運営している。教育部門・観光部門・福祉雇用部門・広報部門・会計部門・CS部門と、メンバーの特意をそれぞれが発揮することで多面的な活動を展開し、「For you For Japan」を活動理念に、福島を「同情の街から尊敬の街へ」をテーマにしたプロジェクトを推進している。

実行委員会からのコメント

教育と雇用と観光という三本柱で連携し、多様な方々に関わっていただく素晴らしいモデルだと思いました。復興のシンボルである“ひまわり”の種を里親に託して、また種を集める循環は、関わる人々すべてに復興を“自分ごと”にする、持続可能性への種まきとなっていました。全国にその想いを広げ、求心力を発揮して成功されていました。強く感銘を受けました。これからもぜひ継続してください。