取組紹介

限界なんてない!そこにマチオモイな人達がいる限り
特定非営利活動法人くくのち
第3回グッドライフアワード
活動拠点:
石川県金沢市
WEB:
http://www.kukunochi.org/
Facebook:
http://www.facebook.com/Npokukunochi

取組の紹介

平成23年に「東原町会」、「東原町生産組合」、「304水芭蕉会」、「東原町棚田組合」、「営農組合」、「カフェレストラン樫」、「NPO法人くくのち」による東原町地域活性化実行委員会を設立した。
 「よそ者」である当法人の役割としては、地域課題を解決するための事業を行い、この地域に多くの多様な人材が関わるよう「場づくり」を行っている。主に4つの分野による事業によって農村と都市のヒトとモノを循環させている。
1)農業:体験農園、農業体験、農産物の栽培、農産物の販売
2)環境:農林廃材を使用した金沢産段ボールコンポストによる循環ネットワークづくり、地域内の農林廃材と食品残渣による堆肥づくり
3)生活支援:買い物支援(マチオモイ)、移住支援、空き家活用
4)人材育成:東原町里山インターンシップ
以上のことに取り組んできた結果、平成26年秋に20代の女性が移住してきた。それを機に移住を希望する問い合わせが増え、移住促進に力をいれている。

活動のきっかけは?

石川県金沢市東原町は、富山県境近くの中山間地で、人口減少・高齢化という局面を迎えて地域の活力が急速に失われていた。また、社会生活の変化に伴うエネルギー革命、過疎化や担い手不足によって里山が荒廃し、鳥害獣による被害も深刻になっていた。そんな集落の方々と依然から県内の荒廃した林野・水源・農地を多く目の当たりにし、「このままで良いのか」という思いを抱き里山保全活動の拠点を求めていた当法人が意気投合した。

問題解決のために取り組んだ方法

・都市部の親子、社会人の若者、学生と段階的に「よそ者」を地域に導き、地域に「よそ者を受け入れる環境を整備した。
・インターンシップを実施し、地域の資源や課題を住民、学生等と一緒に洗い出し、異なる視点で地域を見直した。
・地域の現状を把握し、地域住民のライフスタイルを尊重しながらも絶えず新鮮な風を送り込んできた。
・農村と都市のそれぞれが持つヒトとモノを流通させ、それぞれが必要とするコトを解決してきた。

今までの成功のポイントは?
  • 住民が自らの地域の魅力に気づいた。
  • 様々なことに挑戦し、やらない理由を考えず、どうしたら上手くいくかを住民とともに考えてきた。
  • 行政、大学、企業、NPO、地域等多様な主体による地域づくりに取組んでいる。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

当地においては、農地や水、自然環境に考慮し、今後10年、20年と地域の世帯数が40世帯を維持した自然と共存する地域づくりを目指している。そのためにも地域住民とともに歩んでくれる移住者を受け入れ、当地を発展させていく。また、他の地域でも地域住民が描く未来図を実現できるように支援していく。

プロフィール

石川県金沢市東原町の里山を拠点に里山環境の保全及び地域の活性化を目的に活動している。平成22年3月に有志を募り、NPO法人を設立した。
地域住民はもとより、企業や行政、大学等と連携・協力し、農産物の直売や都市・農村交流の推進から始まり、地産地消の新商品開発、更にインターンや移住者の受入、買い物支援等多岐にわたる活動を実施し、平成26年度「あしたのまち・くらしづくり活動賞」で最優秀の「内閣総理大臣賞」を受賞。

実行委員会からのコメント

里山などの環境保全と地域づくりを一体化して進める画期的な取り組みです。その地域の魅力を引き出し、移住者を自然に地域に溶け込ませていく工夫をいろいろと展開している点に感心しました。ますます多くの人々を巻き込んで、さらに他の地域にもノウハウを伝授していくなどの展開にも期待します。