取組紹介

耕作放棄地を日本一の棚田シャクヤク園に
大豊シャクヤクの会
第3回グッドライフアワード
活動拠点:
高知県長岡郡大豊町
WEB:
http://www.otoyopeony.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/otoyo.peony

取組の紹介

当該集落は、四国の百名山「梶ヶ森」の中腹に位置し、集落から臨む棚田の景観は有数の撮影スポットとして知られています。
 2013年以降、これまでに約4,000㎡(15枚)の耕作放棄地を開墾し、2015年には約200品種1300株を保有するようになりました。
 さらに、失われつつある地キビ・モチキビを栽培し、その歴史文化をも復興させるべく、定植や収穫の際には、高知大学生を中心に体験ツーリズムを開催して外部との交流イベントの開発を模索しています。また、地キビ焼酎の販売について検討を重ねています。
 集落内の景観維持、森林機能の維持のために、杉林への侵入竹林の伐採を行っています。伐採した竹から竹炭・竹チップを製造し、農地の土壌改良に用います。
 これらの活動は、地域内外の有志以外にも、大学教員、学生ボランティア、卒業生、募金・クラウドファンディングの支援、数多くの民間助成金に支えられています。

活動のきっかけは?

「きれいな花を見て、おこる人はいない。」当該地は、いわゆる中山間地にある限界集落であり、高齢化や後継者不在によって耕作放棄地や侵入竹林の増加のみならず、集落機能の低下、里山として公益性機能の低下をはらんでいます。まず、我々はこの美しい風景を守りたいという気持ちから耕作放棄地にシャクヤクを植える活動を始めました。そして、集落内外の人たちが誇りに思える地域を目指したいと思っています。

問題解決のために取り組んだ方法

募金やクラウドファンディング、民間助成金などを得て、高知大学生らとともに耕作放棄地を開墾しました。急傾斜の棚田では農地の維持管理には非常に労力がかかるため、比較的省力的に管理でき、観賞価値の高いシャクヤク園芸品種を定植しています。また地域から古くから伝わる地キビ・モチキビを栽培し、焼酎製造を行なっています。教育・研究フィールドとして学生らに利用してもらい、耕作放棄地の開墾・農地維持を行なっています。

今までの成功のポイントは?
  • アイディアや思いを可能にする地域内外の協力者がいること
  • 学生ボランティアの力と彼らを受入れる住民の協力関係があること
  • 活動を実行するための活動資金が得られたこと
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

耕作放棄地をなくしたい思いから、日本一の棚田シャクヤク園を目指しています(320品種6000株以上)。今後は、空き家を利用した農産物加工場、合宿所、休憩所など作り、広くボランティアやファンを受入れ、おもてなしができるような憩いの集落をつくりたいと考えています。また、活動を継続するために地キビ焼酎を核にした収益事業を行い、地域住民のパート雇用や新規雇用を生み出したいと考えています。

プロフィール

大豊シャクヤクの会は、ヤマシャクヤクおよびベニバナヤマシャクヤクの保護・増殖とシャクヤク栽培等を通じて八畝集落を活性化するための活動を行うことを目的として、2013年10月に発足した任意団体です。現在は、耕作放棄地再生を行い、シャクヤクや失われつつある地域資源「地キビ・モチキビ」を栽培しています。会員数は6名ながら、高知大学生のほか、全国の大学生によって活動が維持されています。

実行委員会からのコメント

限界集落そのもの、高齢化率55パーセントの地域をなんとか明るくしようという課題に、人々を和ませるシャクヤクを用いるという、素晴らしいアイデアを実行されたことに感銘しました。また、地元のキビにも着目されて焼酎作りまでされている。地元経済、雇用にも波及するのではと思われます。始められて3年ですから、10年20年と継続されることを期待します。