取組紹介

資源・エネルギーの地産地消による持続可能な地域づくり
NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師
第3回グッドライフアワード
活動拠点:
長野県飯田市
WEB:
http://yamabousi.net/

取組の紹介

設立以来、自然エネ、農業、林業の分野で具体的な事業を起こすことを目指してきた。
①自然エネルギーの利用拡大プロジェクトでは、平成16年から4年かけ会員の手作りで自然エネルギーのみで運営する「化石燃料ゼロハウス風の学舎」を建築し、以後毎年施設見学、環境学習、体験交流等を受け入れている。全国各地から年間約2000人
②大豆人(マメジン)プロジェクトでは、平成23年から一般参加者を募集し地域の遊休農地30㌃を借り、和食文化に不可欠な大豆の栽培から収穫までを行い、豆腐づくり体験や手前味噌造りを行い参加者に配分してきた。毎年20名程度の参加
③森集人プロジェクトでは、平成26年から地域の間伐希望林家を募ると共に、一般からストーブ用薪の希望者や森林保全に関心のある間伐サポーターを募集し依頼のある山の間伐を行い、謝礼として間伐材を提供してもらっている。昨年度25名申し込み。25㎥間伐。

活動のきっかけは?

温暖化や廃棄物増大等の環境悪化と地方の農林業等の衰退は、資源エネルギーの大量輸入、大量消費、大量廃棄にその根本的な原因がある。地球上で大量の物質移動を行う事が大気環境ばかりでなく生態系にも悪影響を生じさせている。地球の資源は有限であり奪い合いから分かち合いに転換すべき。海外資源に依存する地方の暮らしもこのままで持続可能なのか。今一度原点に戻り地域資源を活かす社会経済活動に転換すべき時ではないか。

問題解決のために取り組んだ方法

環境問題や地域衰退の問題は行政に任せるのみでは解決しない。市民一人一人自らできることは実行していかなければならない。そこで、当法人では人々が具体的に取り組める事業を上記プロジェクトとして企画し、日程調整、活動場所の選定、研修実施、必要な器具の貸し出しなど活動環境を整え、毎年一般参加者を募集し今日まで実施してきた。遠方の方は、作業や交流会などで必要な時には「風の学舎」を低額で宿泊可能としてきた。

今までの成功のポイントは?
  • ①特色ある拠点施設を会員自ら建築し、時代のニーズを捉えた事業と行政に依存しない自立した運営を心がけ
  • ②行政との連携や信頼関係の構築
  • ③専従のスタッフ
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

当面は、森集人プロジェクトが他地域でも可能なモデルとなるように継続できる仕組みを築くことである。山作業は危険も大きいうえに間伐搬出に必要な資機材など経費も少なからず必要となるが、間伐丸太を市場で販売してもペイしない。そこで、間伐材を板材や燃料用薪などに加工するとともにそれを活用した木材製品づくりなどの販売事業を立ち上げ、6次産業化により間伐作業を支援していくプロジェクトを計画中である。

プロフィール

(1)拠点施設「風の学舎」住所・・長野県飯田市下久堅下虎岩2160-1 
(2)会員数・・35名
(3)役員、事務局・・理事9名、監事2名、事務局長1名、事務局3名
(4)設立・・平成14年5月、法人化・・平成16年7月
(5)活動目的・・地域資源の活用による環境保全と地域活性化
(6)主な事業・・化石燃料ゼロハウス風の学舎の運営と環境研修、体験学習受け入れ
         大豆人プロジェクト及び森集人プロジェクトの運営
         都市農村交流事業(南信州フォーラム)

実行委員会からのコメント

その土地の自然エネルギーと徹底的な省エネでエネルギー自立している「風の学舎」のような地域の拠点がまず素晴らしい。さらに素晴らしいのが年間プログラムを企画・運営できていること。このような取り組みが日本全体で増えていけばいいなと思います。モデルケースとして活動の継続・発展を期待しています。