取組紹介

サンゴ再生プロジェクト「チーム美らサンゴ」
チーム美らサンゴ
第3回グッドライフアワード
活動拠点:
沖縄県恩納村
WEB:
https://www.tyurasango.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/tyurasango/?ref=bookmarks

取組の紹介

沖縄県恩納村海域には、かつて美しいサンゴが広がっていました。しかしながら、オニヒトデの食害や赤土の流入、海水温の上昇に伴う白化現象により、サンゴが激減しています。
美しいサンゴの海を復活させ、沖縄の美しい海を次世代に残すことを目的に、2004年に沖縄県内外の企業が集まってサンゴ再生プロジェクト「チーム美らサンゴ」を結成し、現在15の企業が参加しています。恩納村漁業協同組合(以下、恩納村漁協)をはじめとする地元関係者の協力のもと、環境省、沖縄県、恩納村などの行政の後援も得ながら、年4回植え付けイベントを開催し、全国各地から集まるボランティアの力を借りて、サンゴの苗づくりや植え付けを行っています。
これまでに2000名以上のボランティアが参加し、4000本以上を植え付けました。この活動が認められ、2012年の全国豊かな海づくり大会で、農林水産大臣賞(漁場・環境保全部門)を受賞しました。

活動のきっかけは?

1998年に発生した世界規模のサンゴの白化現象では、恩納村湾内のサンゴも9割が死滅しました。サンゴが減少すると、サンゴを住み家とする多くの生き物も行き場を失ってしまいます。生態系の激変を危惧した恩納村漁協などがサンゴの保全活動を模索するなか、社会貢献活動として、ANAが支援を名乗り出て、沖縄県内外の企業とともに「チーム美らサンゴ」を発足しました。

問題解決のために取り組んだ方法

企業による経済的支援や普及活動、地元関係者による技術協力・植え付け後のサンゴの管理、自治体などの後援、そして全国から集まり苗づくりや植え付けを行うボランティアの方々、それぞれが役割を分担し活動を続けている。また沖縄県内外で啓発イベントも開催し、沖縄県内だけの活動に留めず、日々の暮らしの中での取り組みや、「美ら海を守る心」を全国に広げています。

今までの成功のポイントは?
  • 継続的な活動を踏まえて研究を進めている恩納村漁協の技術協力により、植え付け方法も年々変化させている。植え付けたサンゴの生存率・成長率は飛躍的に高まり、最近植え付けたサンゴの生存率は95%ほどになっている。
  • 異業種の企業が参画している強みを活かし、それぞれの媒体を通し、活動をPRすることで、年4回開催している植え付けイベントの参加者も増え、活動に広がりが出ている。
  • ダイビングライセンスの持っている方だけではなく、ライセンスを持っていない方も参加できるように「ノンダイバープログラム」を設定し、小さいお子様を連れたご家族など、より多くの方に参加していただけるようになった。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

「チーム美らサンゴ」は、人と人、人と地域のつながりを大切にしながら、活動を続けています。今後もより一層、地域との連携を深め、地域振興にも寄与していきたいと考えています。また、サンゴの白化現象は世界各地でも進んでおり、様々な保全活動が行われています。今後は専門家などの力も借りながら、日本国内はもちろんのこと、海外でも活動を知っていただき、美しいサンゴの海を次世代に残していきたいと思っています。

プロフィール

2004年の結成から11年が経ちました。2015年度構成企業は、ANA,沖縄ヤマト運輸、琉球放送、沖縄電力、オリオンビール、沖縄タイムス社、海邦銀行、川崎重工業、イサム塗料、住友化学、アップフロントエージェンシー、mic21、月刊ダイバー、PADIアジア・パシフィック・ジャパン、ヤマハ発動機。恩納村漁協・地元ダイビングショップの協力、ボランティアの参加、環境省・沖縄県・恩納村の後援を得て活動しています。

実行委員会からのコメント

まずプロジェクトのスケールの大きさに驚嘆しました。15社の企業を募り、さらに地元漁協の協力もあり、何と言っても2千名のボランティアが参加されている。この結果、サンゴが4千本復活した実績もある壮大なプロジェクトです。世界に発信していきたいという大きな抱負も持っていらっしゃる。ぜひ実現させて、サンゴの復活にもますます努めていただければと思います。