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取り組み一覧

OKUTAこめまめプロジェクト
NPO生活工房つばさ・游
第4回グッドライフアワード
活動拠点:
埼玉県比企郡小川町
カテゴリー:
その他
WEB:
http://tubasa-u.com/
Facebook:
http://blog.goo.ne.jp/seikatukoubou_1953
取り組みの紹介

NPOが地元企業と協働して「希望する社員の給料の一部を有機米で支払う」という取組を2009年から実施。無農薬無化学肥料栽培なので、地域は生物多様性に富み、そのお蔭で異常気象が続いても、生物バランスが良いので収量に与える影響が少ないです。お米は「提携3原則(全量買取、即金、再生可能価格)」で取引されています。生産する前に全部売れている事で、生産意欲が高まり、再生産可能価格(来年も農家が作ってもいいよという価格)は、生産の励みとなり農家は誇りを取り戻し生き生きと農作業に励んでいます。その結果、遊休地のない美しい田園風景が広がっています。消費者は、顔のみえる農家から直接買う事で中間マージンを省き安価に買う事が出来ます。毎日食べるお米を地元の有機米に代えるだけで、経済的負担も少なく、苦労もせず、どこにいても環境貢献することが出来る仕組みです。2010年農林水産祭村づくり部門で天皇杯受賞。

活動のきっかけは?

2009年1月に開催された霜里農場見学会に地元のリフォーム会社社長が参加。お話の中で「集落でとれた有機米1.8tが余っている」という話を聞き、1.8tのお米の買取を即断。環境負荷の少ない生産方式である有機農業の価値は認められているものの価格の面で折り合わず、慣行から有機への転換が進んでいませんでしたが、販路確保により、集落の農家の有機農業転換が促進され、一気に集落全体が「日本初!有機の里」になりました。

問題解決のために取り組んだ方法

お米を買い続けて貰うために、有機米作り体験会を開き、社員や家族の皆さんに参加した貰い、作る人と食べる人の顔の見える有機的なつながりを作り上げた。美味しいお米を作るためには周囲の環境が大事である事から、生き物調査や集落の里山保全活動に社員の皆さんと共に取り組んでいる。企業のマラソン部の社員達の集落マラソン大会参加の応援、月1回のレポート(下里だより)で情報発信。新人社員農業体験の実施を行っている。

今までの成功のポイントは?
  • 顔の見える有機的な信頼関係の構築
  • 販路確保により農家が安心して有機生産できる
  • 農家と消費者(企業)を結ぶコーディネーターの存在
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

販路確保により集落全体が有機に変わり、遊休地のない美しい田園風景が広がり、生物多様性の地域に変化しています。それは、異常気象の変動に耐えうる生産量が確保されていることから、この実証を進めていき「生きとし生けるものが生命輝く里」や現在の直根苗方式による里山保全活動を進め「強く美しく豊かな里山」を目指し私たちが目指す未来の価値観「小利大安の下里モデル」を世界に向けて情報発信していきたいです。

プロフィール

2000年10月、女性3人で任意団体として生活工房「つばさ・游」を立ち上げ。
2009年8月 NPO生活工房つばさ・游として法人化。「小川町を愛する市民自らがお互いに助け合い、励まし合って、お金がなくても生きていける地域」を目指し、女性の暮らし目線で有機農業を基盤とした循環型の持続可能な地域づくり活動を続けています。

農家と企業をつなぎ、企業が農家の生産物を「提携三原則(全量買取、即金、再生可能価格)」で引き受けると決断したことで、農家が安心して生産する環境が整い、有機農法による農業が「点」の取組ではなく地域に根付くという「面」的な広がりとなっている好事例です。この生産者と企業が強く連携できるという実証によって、今後、更に取組が広がっていくと思います。
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