取組紹介

キッチンから資源節約を見える化「ローフットフード」
一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティ
第2回グッドライフアワード
活動拠点:
神奈川県横浜市
WEB:
http://yokohama-cruiz.org/  (連携サイト)
Facebook:
https://www.facebook.com/smartwomens

取組の紹介

牛肉100gで水を550リットルも消費するって知ってますか? 普段私たちが口にする食材は、ライフサイクルにおいてさまざまな環境負荷がかかっています。
ローフットフードとは、LOW FOOTPRINTED FOODの略で私たちが考えた造語。食卓から、CO2や水のフットプリントを削減できるように以下の取組みを行ってきました。
1)食材のライフサイクルにおけるCO2、水消費量をわかりやすく見える化。
2)環境負荷の低い食材を使ったクッキング講座の開催、普及啓発など。

活動のきっかけは?

海外を旅した時に、水不足のために困難な生活を強いられている人々に出会いました。水の問題は世界の重要課題であると知り、ウォーターフットプリントに関心を持ちました。一方、水やCO2のフットプリント値は、普段の生活では把握しにくい。フットプリント値をわかりやすく見える化し、家庭で誰もが資源のムダをなくす行動ができるようにするにはどうすればいいか? と考え、まずは食材から普及啓発を行おうと活動をはじめました。

問題解決のために取り組んだ方法

1)食材の水およびCO2のフットプリント値の見える化、家庭での調理単位を元にした一覧表の制作。フットプリント値の算出等については、東京都市大学 伊坪徳宏教授と同研究室ゼミ生の協力を得た。2)ローフットフードを使ったクッキング講座の開催。環境負荷の低い食材選びや、省エネ、リユースリデュースの調理法など、さまざまな視点から提案。3)情報発信。インターネット、各種セミナー等を通じてレシピ紹介や、ローフットフードの紹介などを積極的に行った。

今までの成功のポイントは?
  • 大人から子供までわかりやすい、見える化の工夫。--イラストや、実際の調理の単位(大さじ1杯、茶碗1杯など)を用いた。
  • ローフット=ローコスト、環境だけでなく家計にも優しいレシピの考案。--おからのミートや、野菜くずのスープなど廃棄食材を使ったものなども提案。
  • 大学との協働調査--東京都市大学 伊坪徳宏研究室にも協力頂き、的確なアドバイスを受けながら事業を進めた。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

ローフットフードは、地産地消やフードロス対策の客観的な指標にもなり得ます。これをより多くの消費者に広め、購買時にも選択の目安となるように、今後は流通とも連携して店舗等での表示などができるようにしていきたい。ローフットフードは、グリーン購入の新たな指標となる可能性があります。消費者への普及啓発を引き続き行うと同時に、協力店への働きかけを行っていきたい。

プロフィール

2011年設立。持続可能な社会を考える?をテーマに、女性たちを中心に活動を開始。暮らしの中で気軽に実践できるエコを普及啓発している。省エネな暮らし方の勉強会や、エコクッキング、水源林を守る間伐ボランティア活動など。ローフットフードの取組みは、神奈川県の消費者提案事業としてH24年度より継続して調査、普及活動を行ってきた。

実行委員会からのコメント

日々の食事がどれだけ環境に負荷を与えているのかということを、フットプリントによって分かりやすく表現している点が高く評価できます。牛肉と鶏肉どちらが水を大きく消費するのかといった話をすることで、子どもたちの強い関心を引きつつ、環境問題を楽しみながら理解していただくという手法は、環境学習のツールとして秀逸だと思います。また、大学と協働して、難しい計算やアドバイスをお願いしているという点が取組がうまく続いている要因ではないでしょうか。これからも情報発信を続け、全国各地の多くの人々にフットプリントの考え方を理解していただき、ローフットフードが広く普及することを期待します。