取組紹介

市民の省エネ・節電、さらにCO2排出ゼロのシステムづくり
市民省エネ・節電所ネットワーク 
第5回グッドライフアワード
活動拠点:
奈良県奈良市
WEB:
http://negawatt-nw.com

取組の紹介

市民の省エネ・節電を協定・情報交換・経済的手段で効果的・継続的に支援する「仕組み」を使った市民節電所(下記)で、市民の電気・ガス使用量さらにCO2排出量削減の実を上げるとともに、削減できたCO2量(カーボンクレジット、以下CC)を活用し、CO2排出ゼロを実現するシステムをつくる取組である。
節電によって生じる余剰電力は発電所を新しく建設することと同じ価値があるという考えから節電所と呼ばれるが、本取組では市民(グループ)を「節電所」と呼び、それが集まり活動する市民節電所を各地につくるべく働きかけている。そのモデルとして、市民節電所「まほろば」を自ら立ち上げ、昨年6月にスタートさせ、今も市民とともに省エネ・節電に取り組んでいる。

活動のきっかけは?

家庭部門の電気・ガス使用量さらにCO2排出量の削減が求められる中、当代表者が会長を務めた奈良市地球温暖化対策地域協議会では市民の省エネ・節電を支援する国内初の「仕組み」を提案、有効性を実証した。これを奈良に限らずより広めるために、2014年に設立した当ネットワークが市民節電所の活動をスタートさせたのが原点であった。

問題解決のために取り組んだ方法

地球温暖化が進み、エネルギー問題も大きな社会問題となる中、両者に対応できる省エネ・節電、さらにはCO2排出削減が求められる。しかし家庭部門の電気・ガス使用量は増え、そのCO2排出量は1990年に比べ50%も増加した。「市民の省エネ・節電をすすめ、さらにCO2排出ゼロを実現するシステム」を提示し、市民とともに低炭素社会を目指す。
方法として、まず有効性と継続性が実証された「仕組み」を使った上述市民節電所で市民の省エネ・節電をすすめ、削減できたCO2量をカーボンクレジットとして当ネットワークが買い取り、これを「CO2排出ゼロ宣言者」に活用してもらう。すなわち、市民の省エネ・節電活動を当ネットワークがCCのプロバイダーとしてCO2排出ゼロ宣言者と繋ぎ、両者を活性化することで低炭素社会を目指すことができる。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

本活動で「市民の省エネ・節電、さらにCO2排出ゼロを目指すシステム」が確立した。今後は、市民節電所を作ってもらうことに努め、それらをネットワーク状につなぎ、CO2排出ゼロ宣言運動に広げることを目指す。モデルの市民節電所「まほろば」の活動は今後さらに増強する。
当ネットワークの認知度は低く、提示する仕組みも市民節電所もシステムも新しい。まず知ってもらうことが肝要で今後も丁寧な発信に努めていく。

プロフィール

有効性が実証された、市民の省エネ・節電を支援する国内初の仕組みを広めるため、3年前に市民有志と当「市民省エネ・節電所ネットワーク」を設立した。上の仕組みの欠点を補ない、それを使った市民節電所を広めることに注力している。市民節電所で市民とともに省エネ・節電に努める一方、そこで創出されるカーボンクレジットを活用しCO2排出ゼロを目指し活動をしている。また活動の全国発信にも努めている。