取組紹介

ICTの力で森を守り、海を育む!獣害対策から始める自然再生
株式会社フォレストシー
第5回グッドライフアワード
活動拠点:
静岡県賀茂郡南伊豆町、東京都江東区の2拠点
WEB:
https://www.foresttosea.co.jp
Facebook:
https://www.facebook.com/satoyamatushin/

取組の紹介

増え過ぎた故に害獣と呼ばれている猪・鹿の食害。今や農業だけでなく森や高山に於いても大きな問題となり、森は生物多様性が失われ、その影響が川や沿岸漁業にまで影響を及ぼしています。適正な頭数へと導く為に駆除をしようにも、ハンターの高齢化、罠猟の見廻り負担、捕獲後の利活用など課題が山積しています。それを解決するには
1.見廻り負担を当社独自の低コストICTで軽減し、主にくくり罠の数を増やすと同時に新世代の環境猟師を増やす。
2.捕獲量を上げつつ野生獣肉の命を無駄にしない為にも、安全安心を担保できる施設でのトレーサビリティを確立させる。
3.貴重な資源である捕獲獣の命をその地域で頂き、皮や骨までも利活用体験する場所を提供し、「食・体験」で都会から人を誘導し、自然の大切さ、資源としての価値を知ってもらう。
南伊豆では猪・鹿の「解体・脱骨体験」から「ジビエ料理と革細工のワークショップ」まで行う「食育から自然との共生を学ぶ体験スペース」を構え、社名の通り、森から海への循環を南伊豆と東京の2拠点から伝え、そのモデルを全国に広めて参ります。

活動のきっかけは?

2年程前、無料で遠くに飛ぶLPWAという無線通信規格が始まることを知り、これこそ人が少ない故に携帯圏外が多い地方・自然環境に必要であると感じ、ICT新事業の構想を立ち上げました。その後、電波試験の為に全国各地を訪れる度に、獣害に悩まされる地方の衰退や森林の荒廃を目の当たりにしたことをきっかけに、多くの人に森里川海の現状を知ってもらいたい、来て、見て、感じて、持ち帰り伝えてもらう、その機会を提供する使命を感じ、新たな事業と致しました。

問題解決のために取り組んだ方法

静岡県南伊豆町の食育・自然体験施設に於いては「獣肉の解体処理見学」から「脱骨→加工→料理→皮のなめし→革細工などのワークショップ」までを行います。豊かな自然の中で山の幸、海の幸を食し、自然の中で生きてきた命を尊び、全て利活用することにより「自然は貴重な資産でもあり資源であること」や、我々は大自然に「生かされていること」を実感してもらいます。 
一方、江東区清澄白河の情報発信スペースに於いては、「どこで、いつ、誰」が捕獲し、どのような施設で加工されたのかを見える化した安全安心な野生獣肉の美味しさを、地方の映像やセミナーを交え多くの人に知ってもらい、自然・地方の魅力を伝え、南伊豆や優良解体処理施設のある、自然に恵まれているが故に獣害対策と地域活性化に悩んでいる地方に、都市部の人・モノ・金を誘導します。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

・2017年11月:江東区清澄白河の本社1階に於いても「南伊豆 蝶ヶ野ベース」の東京サテライトスペースをオープン。
「トレーサビリティが確保できるので安全安心な猪・鹿料理」と「セミナー・映像」によって、都会の人々を獣害対策や地域活性化に悩む地方に誘導します。さらに食育だけでなく、山に入り山の幸を収穫しながら山の今とこれからを考えるきっかけを作ります。
我々のビジョンはそれだけではなく、ICT通信システム「LP-WAVE」事業を携帯圏外故に、ICT化しづらい地域・山間部の無料インフラとして定着・成功させ、農林漁業と土砂災害の早期検知など自然環境に於ける見守りに貢献します。
農作物だけでなく養蜂のICT化にも貢献し、蜜源の確保をきっかけとする自然保護事業も養蜂家と行います。
南伊豆と清澄白河では食だけでなく、ペレットストーブの啓蒙や、木の器を作る体験教室も行い、木材需要を喚起します。
これまで通り、できる限り補助金には頼らず、地方の民の力を結集するバインダー役を担います。
調査研究などについては産学官三位一体の下、外来獣の駆除、生物多様性の維持にも貢献します。

プロフィール

株式会社フォレストシー
東京都中央区日本橋2-16-2KDX日本橋216ビル4F (登記場所:江東区三好3-7-11へ2017/12に移転予定)
2015年より、創業52年の農業用特殊包装資材メーカーである共同紙工(株)の新規事業:ファーマーズ・アイ事業部として活動を始め、2017年3月に関連会社として株式会社ファーマーズ・アイを設立。
既に現在は農業分野を超える市場に対応する必要が増えたこと、自然環境事業を行う為に2017年10月に「森から海へ」という意味の「Forest to Sea」「株式会社フォレストシー」へ商号変更する。