取組紹介

くぬぎの森再生プロジェクト ―新たな里山づくり―
石坂産業株式会社 やまゆり倶楽部
第2回グッドライフアワード
活動拠点:
埼玉県入間郡三芳町
WEB:
http://www.kankyo-school.com/ http://www.yamayuri-club.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/567787296595267

取組の紹介

やまゆり倶楽部が主催するプロジェクト。三富地域の自然環境保全を推進する目的で農家が利用していた里山を「自然体験の機会の場」として利用する新たな里山を創っています。美しい四季折々に彩る里山風景や昔の暮らしの知恵を、未来の子供たちに残すものです。隣接する地主と協定を結び、個々に区分された雑木林を一体的に緑地管理することで、面として「自然体験の機会の場」として利用を促しています。

活動のきっかけは?

元禄時代川越藩主の柳沢吉保が開墾した三富新田の平地林は、落葉樹を主体とし農用林として整備され、人が手を入れることにより武蔵野の美しい雑木林が保たれていた。然しながら農業の技術進化により雑木林を使わなくなったことで、森の荒廃化が進んだ。暗く鬱蒼とした森は、ゴミ捨て場になっていた。また、子ども達が身近な場所で自然と触れ合う機会も減っている。子供たちに楽しい思い出を残せる体験の場が求められていた。

問題解決のために取り組んだ方法

地域環境を保全する推進母体として“やまゆり倶楽部?を発足しました。会員は地域農家や住民、地主等のステークホルダーのほか、環境保全に関心が高いNPOや一般の方が加入し里山創りに参加しています。里山の利用を図るため環境教育促進法等による「体験の機会の場」の認定を得ました。ファシリテーターとしての専門スタッフを登録し、無料でガイドウォークし環境学習を支援しています。

今までの成功のポイントは?
  • 「体験の機会の場」としての里地づくり。里山周辺に昔の農家の知恵・文化を楽しめる資料館、循環型農業の石坂ファーム、地産地消型の食事処、地元野菜や地域の趣味工芸品を販売する寄り道の駅等の施設を整備した点。
  • 知恵を集める「くぬぎの森環境塾」。施設利用された多くの方の知恵を集め、新たなプログラムやアクティビティを生みだしています。国際規格ISO29001学習サービスを認証取得し、質の高い学習サービスを提供している点。
  • 三つの里山の緑地管理。地域固有の生物を保全再生する区域、昔の農家の管理を継承している区域、人の手を入れない区域の三つで緑地管理しています。公財日本生態系協会の生物多様性保全のJ-HEP評価制度でAAA取得した点。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

昨年度3000名来社した里地里山の施設全体を“三富今昔村?と総称しています。今年秋には多世代コミュニティの「くぬぎの森交流プラザ」のオープン予定。都心から1時間のアクセスで、多くの人々が自然と触れ合い五感でエコを学ぶ憩いの場所。訪れた人々の知恵が新たなイノベーションを生み、エコの輪が広がる。?三富今昔村“は地域の歴史・文化資源と連動し、総合エコ・アミューズメントパークとして産業観光地を目指しています。

プロフィール

石坂産業は建設廃棄物を再資源化する中間処理業を営んでいます。“やまゆり倶楽部?は平成23年発足した非営利な事業部門です。(平成26年12月2,850名の会員数)「くぬぎの森環境塾」は、学校・企業・団体から一般の方々を対象に環境教育を無料で支援する部署になります。環境教育の支援活動が評価され、第3回「いきものにぎわい企業活動コンテスト」、平成26年度「青少年の体験活動推進企業表彰」で入賞しています。

実行委員会からのコメント

「未来の子どもたちのため」という長期的な視点を持った企業が中心となって、地域の方、NPO等の多様な主体を巻き込みながら環境保全の取組を実施することにより、一過性ではなく、継続的な活動としている点が評価できます。今後も、さらに多様な主体を巻き込んで活動を盛り上げてください。