取組紹介

お客様の健康と環境へ配慮する温泉旅館
おとぎの宿 米屋
第6回グッドライフ アワード
活動拠点:
福島県須賀川市
WEB:
http://e-yoneya.com
Facebook:
https://www.facebook.com/otoginoyadoyoneya/

取組の紹介

福島県にある「おとぎの宿 米屋」は1992年に団体旅行向け旅館から、リニューアルを重ね独自のコンセプトで個人旅行者向けの全客室(23室)源泉かけ流し温泉旅館へ転向した。2011年の東日本大震災同時期にリニューアル工事をしていたが、大規模系統連携がシャットダウンすることで電気が止まり、灯油の供給もストップする事態を経験し、自給自足を目指す。自家源泉の排湯熱を再利用し給湯及び空調システムを再構築した。外部向けに食のセミナーを開催し、自社では無肥料無農薬の野菜作りを始めた。その後、日本ビオホテル協会の認証を得て宿泊客の健康と環境を考えたビオホテルとして営業をしている。
環境の保全を考え、地域の生産者との連携により、滞在中に宿泊客が食やエネルギーの大切さを体感する事を通して、新たなコミュニティ形成にも寄与する事を願っている。

活動のきっかけは?

7年前の東日本大震災は取組の大きなきっかけとなった。
震災以前より温泉熱の再利用については調査をし、無肥料無農薬の野菜導入計画や化学調味料などを天然調味料へ変更し始めた矢先だった。生活は一変、経営状況も全く変わってしまったことで、本物の食や本来の環境の安心・安全とは何かを考える時期となり、講師から専門知識を学ぶ勉強会を繰り返した。
震災は、環境を守り自給自足を目指す方針へ変える原点となった。

問題解決のために取り組んだ方法

現在、自然災害に苦しめられどこにいても安全とは言えない時代になってしまった。更にIT化も急速に進み便利ではあるが、次第に人としての心を失いつつあるように感じている。豊かな自然環境を持つ地方でさえ様々な災害や事故、病気などが多く起き始めている。そのような時代だからこそ田舎ならではの人としての優しさや素朴さを活かし、おもてなしする癒しの場を目指したいと考えている。更に環境の保全に努め、食の文化も昔ながらの製法や味を大切に守り、次世代へ伝えていく役割として旅館の存在があるべきだと考えている。地産地消というだけでなく昔からある伝統食や、製法が健康へ影響するものとして考え方を取り入れ、地域の人々と連携し理解ある生産者さんを育てていくこと、食に敏感な若者を育てていくことも目標としている。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

食糧の自給とエネルギーの自給を可能化できるよう事業を検討中。
① 化石燃料を使用しない温泉熱を活用した燃料費ゼロの農業ハウスの計画。
② 施設内における震災時対応・省エネの為の自家発電の検討、送迎車の電気自動車化も視野に入れている。
③ 温泉施設全体の再生可能エネルギーミックスによる使用電力ゼロ化。
④ 施設内で提供する食糧の自給化を段階的に行う。

プロフィール

事業所名   米屋企業株式会社
事業所    おとぎの宿 米屋
業種      旅館業
事業内容   ホテル宿泊サービス
資本金     3.500万円
従業員数    40名(パート含む)