取組紹介

企業と高校生で守る「高尾の森」の取り組み
KDDI株式会社、高尾グリーン倶楽部、東京都立工芸高校
第6回グッドライフ アワード
活動拠点:
東京都八王子市
WEB:
http://www.kddi.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/aubyKDDI/

取組の紹介

生物多様性保全と林業者減少の地域課題への取り組みを目的に、2013年度から毎年約160名が参加し「高尾の森」の環境保全活動を行っています。
都心から近く、また登山者数世界一で一般の方へも知られている高尾山に隣接する都立高尾陣馬自然公園内「高尾の森」を活動場所と定め、地元の高尾グリーン倶楽部の指導のもと、2013年6月よりKDDIは活動を開始しました。また、2014年9月より都立工芸高校も参画し、三者で、手入れされずに太陽光が届かず元気を失ったスギやヒノキ林で、除伐・間伐作業を行っています。間伐材は同校生徒がベンチやおもちゃに再生し、近隣の社会福祉施設や保育園へ寄贈する等有効活用し、地域社会への貢献と啓発を行っています。さらに、活動前後の林床植生や生態系調査を通じ、生態系にもたらす効果を確認しています。
本活動は、植生数の増加という目に見える実績も伴い、活動の重要性を再認識する貴重な場となっています。

活動のきっかけは?

KDDIは事業を通じて大量の電力を使用しており、CO2を排出して環境に負荷をかけているという課題があります。環境負荷軽減は社会的責務と捉え、CO2排出を軽減する取り組みのひとつとして、高尾グリーン倶楽部と連携し活動を開始し、その後都立工芸高校も加わりました。活動地である高尾の森は多種多様な生態系を持つ貴重なエリアであり、また都心から近場であるため、社員の積極的な参加も見込める等の理由から、活動地としました。

問題解決のために取り組んだ方法

「一過性」の活動とならないよう、「持続的に」活動を行い、未来永劫高尾の森の自然を守り、多種多様な生き物が生存する、サステナブルな社会を実現するため取り組んでいます。具体的には産学連携による三者の強みを生かした体制を構築(※)し、持続的に取り組める体制としています。
また、工芸・デザインが専門の都立工芸高校の強みも生かし、「間伐材の有効活用」と「地域貢献」という課題にもアプローチし、①私たちが間伐したヒノキ材でベンチや木製のおもちゃなどを製作し、地元の社会福祉団体や保育園へ寄贈、②高尾山周辺ハイキングコースに休憩スペースを設置、③公園施設の整備等、環境保全活動に加えて、啓発活動も行なっています。
※①KDDI:保全活動の企画・推進、対外PR、②高尾グリーン倶楽部:保全活動の指導・技術サポート、活動場所の管理、植生調査分析、③都立工芸高校:保全活動への参加、間伐材の活用

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

「地球環境保全、生物多様性保全の取り組み」を重要課題と認識し、長期的視野にたった活動推進が必要と考えています。高尾の森における活動は、参加のしやすさに加え植生調査で植物の増加が確認できるなどの目に見える実績も伴い、保全活動の重要性を再認識できる貴重な場となっています。今後も高尾の森での環境保全活動の取り組みを私たち三者で継続的に行い、多種多様な生き物が生存するサステナブルな社会の実現を目指します。

プロフィール

KDDI:移動・固定通信を併せ持つ総合通信事業者。通信を中心に、金融などのライフデザインサービスを融合することで豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献。
高尾グリーン倶楽部:高尾グリーンセンターの運営及び高尾の森の自然を守る取り組みを行い、植樹作業等を実施。
都立工芸高校:工芸・デザインを学ぶことができる専門高校。100年以上の歴史を誇り、エンジニア、デザイナーといった現代社会で活躍する「作り手」を生み出す。