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取り組み一覧

森林資源を有効活用した純国産のフルボ酸による自然復元活動
NPO法人 自然再生技術協会
第4回グッドライフアワード
活動拠点:
島根県奥出雲町(森林),島根県出雲市(外園海岸),千葉県山武郡(九十九里浜),新潟県西区(青山海岸),東京都文京区(グラウンド),岩手県宮古市(海岸)
カテゴリー:
その他 仕事
WEB:
http://www.shizensaiseigijutsu.org/
Facebook:
https://www.facebook.com/自然再生技術協会-524513157634134/
取り組みの紹介

フルボ酸は,森林等の自然界に存在している有用物質として知られていましたが、土壌中で腐植層が1cm形成されるのに100年の時間を要すことから簡単に利用することが困難となっていました。
今回紹介するプロジェクトで実施している自然復元活動には、協会員が開発した森林を間伐した時に産出される木質資源と生長に応じて計画的に伐採されながら利用されている広葉樹を利用した木炭の生産過程で産出される有機酸を利用して人工的に量産化したフルボ酸を用いることで、飛砂防止に役立っている日本の海岸林や海浜性の植物を復元する取組を全国各地で行っており、島根県の地元の高校生とは海浜性の植物であるハマボウフウを植栽,生育促進することで海浜性植物の群落を形成するスピードを早くする活動も行っています。
また、都市部においては学校のグラウンドの緑化の推進について協会として効果を検証しながら、技術研鑽して貢献しています。

活動のきっかけは?

東日本大震災以降,今まで放置されてきた海岸林における飛砂防止機能等の多面的な効果が見直されるようになってきています。このような社会的なニーズに対して,植物が生育する為に非常に過酷な自然環境である海岸域への木本類及び草本類の効率的な導入,生育の促進が必要となってきたことから,協会員の英知を集めながら全国各地の海岸植生を復元する活動を継続的に行っています。

問題解決のために取り組んだ方法

協会がフルボ酸を利用して実用化した植生基盤を利用して,以下の活動を推進しています。
平成24年から,島根県の奥出雲町でヒノキ林の土壌改善と千葉県館山の海岸でクロマツ,トベラ,マサキ等の海浜性植物の生育促進を実施。平成28年からは,新潟県西区の海岸及び島根県出雲市の海岸において,「はまみどりマット」を用いて海浜性植物の生育促進を実施。また,都市部のグラウンドの芝生化事業にも貢献中。

今までの成功のポイントは?
  • 今まで利用されてきた海外から輸入された緑化資材を利用していないこと。
  • 国内で利用可能な森林資源を有効に活用していること。
  • 今まで困難とされてきた地域性のある海浜性植物の復元を行っていること。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

協会で試行錯誤しながら行っている全国各地での自然復元の活動によって,海浜性の植物だけでなく緑化が困難な箇所においても効率的に自然復元を行える活動が促進されています。このように到達した技術の現状を踏まえて,今後は地域の方達と連携を更に拡大しながら地域に根ざした活動の持続性,発展性について協会として貢献していこうと考えています。

プロフィール

NPO法人である自然再生技術協会は,高い生物の多様性,地域性の豊かさ,優れた修景性を持ち,循環型経済の実現に寄与できる緑づくりの考え方を取り入れ,広く緑づくりに携わる人々の英知を集めて,この緑化を実現することを目的として平成24年に設立しました。従来の技術に加えて,新しい設計や地域にマッチした緑化手法を積極的に取り入れた先進的な自然再生を行っている団体です。

環境の専門家による科学的、技術的に裏付けされた手法を用いて持続的な自然復元を図るという明確なビジョンを持った取組と言えます。純国産、地域性という視点も持続性の観点から重要なテーマです。あらゆる自然環境保全への取組に共通する基本的な活動として参考に値します。
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