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取り組み一覧

アヒル農法でホタル舞う水田環境を実現
愛知県立佐屋高等学校 羽ばたけアヒル農法研修班
第4回グッドライフアワード
活動拠点:
愛知県愛西市東條町
カテゴリー:
教育 食事
WEB:
http://www.saya-h.aichi-c.ed.jp
取り組みの紹介

「農薬を使いますか? アヒルを使いますか?」をスローガンに、私達は7年前から「アヒル農法」によるコメ作りに取り組んできました。農業の機械化と近代化の波により、私たちの心と体に深く染みこんだ生活様式と価値観が環境を破壊し、多くの生き物を絶滅の危機に追い込んできました。そこで私たちは、無農薬・無化学肥料のアヒル農法で次の4つのプロジェクト活動に取り組んでいます。①アヒルを「除草戦隊アヒレンジャー」と命名し、無農薬稲作を目指す農家にレンタルし、地域全体で生物多様性を保全する。②ホタルの繁殖を地元小学校の稲作体験に取り入れ、環境教育を行う。③アヒル農法水田の周囲にホタルの自然繁殖用水路を設置し、地域を対象にしたホタルの観察会を開催する。これらの活動の結果、アヒルをレンタルした農家からは「農薬が要らなくて済みました。」と感謝され、安全安心なコメは、コンビニで販売され大人気です。そして、ヘイケボタルが見事復活し、地域の住民を招いて観察会が開催できました。

活動のきっかけは?

経済展や過度の開発により世界的に食の安全・安心が脅かされている今、私たちは昔のように多くの生き物を暮らしの中に受け入れていく「文化・環境」を再生することが必要です。現在は生物種の大量絶滅時代と言われ、その数は年間4万種です。このままでは、様々な点で生き物に依存している人間も遠い将来絶滅してしまうかもしれません。アヒル農法は、この生物種の絶滅スピードを抑えることにあります。

問題解決のために取り組んだ方法

①持続可能性のある農業生産-アヒル農法は環境を汚染しません。アヒル農法の田んぼからは、排水を一切しません。また、農薬と化学肥料も全く使いません。アヒルをレンタルしながら、地域全体で生物多様性を保全していきます。②啓発性のある農業生産-自然繁殖したホタルの観察会を地域の方々を招いて開催しました。参加者にアヒル農法のクリアファイルを贈呈しました。また、地元小学校で「ホタルの一生」と題した出前授業も行いました。

今までの成功のポイントは?
  • ① 創造性・独自性-本校は、7年前から全国の農業高校では初めてアヒル農法に取り組みました。
  • ② 地域との連携・協働ーNPO法人、環境企業と協働し、ヘイケボタルの人自然殖に成功ました。
  • ③ 安全安心なコメの提供-無農薬米という付加価値をつけた「アヒル農法米」は、コンビニで大人気です。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

地域にアヒル農法の輪を広げることで、絶対にヘイケボタルは復活すると思われます。現に、本校のアヒル農法水田では、絶滅危惧種であるミズカマキリやタイコウチが確実に蘇っています。そして、ホタルの繁殖と放流を小学校の「総合的な学習の時間」に位置づけ、本校生徒が積極的に関わり、農業の良き理解者を養成します。

プロフィール

佐屋高校生物生産科の「羽ばたけアヒル農法研修班」です。安全安心な米の生産と持続可能で健康的に暮らせる環境を取り戻すことを目標に、私たちはアヒル農法に取り組んで7年目となりました。一昨年度からは、地域にアヒルをレンタルしながら、地域全体で生物多様性を保全し、産官学の連携によるヘイケボタルの復活を目指しています。

合鴨での稲作農法は知られていますが、これは可愛いアヒルなのですね。アヒルを農家の方にレンタルするなど、発想がユニークです。是非全国にアヒル農法の輪を広げていってもらいたいと思います。
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