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取り組み一覧

雨の庭TM 低影響開発 LID(リッド)Low Impact Development.
特定非営利活動法人 日本ゼリスケープデザイン研究協会(JXDA)
第4回グッドライフアワード
活動拠点:
長野県大町市常盤809
カテゴリー:
交通 仕事 医療福祉 教育 食事
WEB:
http://xeriscape-jp.org/
Facebook:
https://www.facebook.com/www.xeriscape/
取り組みの紹介

雨水を降った場所のできるだけ近くで管理しようとする革新的な降雨管理の方法である。低影響開発がめざすのは、その敷地が開発される前にあった水文機能を、開発後の敷地の水文システムでも再現することである。降雨を不要物として捉える雨水管理ではなく、資源として見直す雨水管理をしようとする立場に基づく技術が使用されている。敷地単位に小規模で費用効率の良い装置を設置し、それを通じて降雨を処理する。この「装置」は土壌と緑を軸に設計されるために、ランドスケープ的な機能を併せ持っている。雨水を資源として活用し、新規開発にも都市の改装にも、また、都市の再開発や再生にも等しく適用できる多目的な手法である。そして、住宅の庭から公有地、道路、商業地、工業地などすべての規模で適用できる手法である。誤解すべきでないことは、雨水を貯めるという一元的な方法ではないという点である。低影響開発なんのために行うのか。それは、雨水流出管理とあらゆる水域の水質向上のために行われるものである。

活動のきっかけは?

都市化の悪影響を解決するのにより経済的で持続可能であり、より環境的に優しい手法である。全敷地設計の中で流出をその発生源にできるだけ近いところで処理することによって、雨の庭(LID)は、地域の環境を増強し、公衆衛生や地域社会居住性を向上させ開発業者と地元行政の予算を節約する。この手法ならば、地域の水循環や水域の変化を最小限に食い止めたり制御したりするための重要な鍵を供給してくれるのだ。

問題解決のために取り組んだ方法

地域の水循環を保全 屋根や駐車場に降った雨は、複数の縦樋を経て雨の庭(LID(リッド)へと導かれる。
雨水を下水に直接排出するのではなく、この緑地帯へ自然浸透させることで、雨水の中に有る汚染物質は土壌と植物の力で雨水から取り除かれ、雨は再び自然の水循環システムの一員となる。雨の庭は、地域の水環境を健全なものとし、下水道の負荷を減少させ、水資源を大地や大気へ戻すものである。

今までの成功のポイントは?
  • 環境利益 自然の水循環サイクルを助長し造園(庭・湿地)からの流出量のコントロールや降雨流出中の汚染物質を減らす
  • 開発者の利益 降雨処理施設の建設コストを削減する
  • 地方自治体や地域社会の利益 洪水を防止し衛生・経済的損失を防ぎ敷地の資産価値を上げる
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

様々な種別の土地利用に対して雨の庭(LID(リッド)を推進して行きたい。都市開発をその構成要素一建物、敷地、街路、オープンスペースに分割することによって、それぞれの構成要素の利害関係に行動の機会を示したい。雨の庭(LID(リッド)が目標とするのは単に都市化の影響を最小化する事ではない、持続的に生態系の機能を更新続ける再生的で生産的な都市環境を開発することである。

プロフィール

2003年非営利活動法人日本ゼリスケープデザイン研究協会(JXDA)発足
第3回世界水フォーラム京都会議にて分科会を主催
2005年第10回ゼリスケープ会議ニューメキシコ州参加
低影響開発国際会議シアトル・アジア地域参加
2010年生物多様性国際条約フェア出展
2012年滋賀県守山市の住宅展示場 雨の庭竣工
2013年イオンモール東員雨の庭設置
2014年エコプロダクツ展にて雨の庭TMパネル展示
2015年屋上緑化世界大会パネル展示 
イオンモール常滑店雨の庭設置
2016年イオンモール今治新都市店雨の庭設置

雨水をそのまま下水に流すのでもなく、また、貯水槽として溜め込むだけでなく、管理することで水域や緑地にどのように影響を与えるかを考え、コントロールできるという新しい考え方です。そのアイデアとデザインに脱帽です。雨水で人間が環境に与える負荷を少なくすることができるなんて非常に興味深いですね。
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