取組紹介

民族衣装サリーのアップサイクルプロジェクト
VEGANIE
第2回グッドライフアワード
活動拠点:
東京都港区、インドカルカッタまたはデリー
WEB:
www.veganie-shop.com
Facebook:
https://www.facebook.com/veganieshop

取組の紹介

恵まれない環境にいる女性や職人を力づけるものづくりを行うエシカルブランドVEGANIEでは、人口12億人のインドで廃棄されているサリーを利用した商品製作を行っている。例えばサリーとオーガニックコットンを使用し、貧困地域の女性たちが製作する刺繍バッグや、シルクサリーのカンタ織ストールなど。捨てられる運命にある生地をリサイクルするだけでなく、デザイン性を高めたファッションアイテムとしての価値を創出している。

活動のきっかけは?

発展途上国であり、人口増加が著しいインドでは欧米化が進み、物を大切に使う文化が失われつつある。近年、大量廃棄されている民族衣装サリーを工夫して商品化できないかと考えた。また、色彩豊かで、シルクやコットンなど様々な生地、デザインが施されているサリーとインドの伝統技術や女性たちの手刺繍を組み合わせることで、新しい価値をもたらしたいと企画した。

問題解決のために取り組んだ方法

インドのカルカッタにあるフェアトレード団体と共に製作を開始。経済的に厳しい状況にある生産者のバロイプール村の女性たちに製作依頼をした。刺繍バッグのデザインを弊社で企画したものを共有し完成させた。カンタ織ストールは、友人であるデリーのビジネスパートナーと共に製作。デリーのマーケットで売られているサリー生地をムルシダバードに送付し、そこで刺繍が行われている。

今までの成功のポイントは?
  • 日本にはない民族衣装サリーのデザイン、色彩、刺繍の細かさ、美しさ。そして、一点もの。
  • 使いやすさ、ファッショナブルであること。
  • フェアトレード、アップサイクルであること。
プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

一つは、民族衣装サリーを再利用して、さらに多くの商品製作を企画していくこと。例えば、サリーをビーズに見立てたネックレスやブレスレットも今夏販売予定である。二つ目はアップサイクルサリープロジェクトを通して、さらに多くのビジネス機会を生産者団体にもたらしたい。年間利益を利用して、VEGANIEのアトリエをインドに造り、インド女性やその子供たちの生活レベルの向上を図っていきたい。

プロフィール

1982年生まれ。広告代理店大広クリエイティブ局でコピーライター、博報堂DYメディアパートナーズで企画プランナーとして勤務。オレンジ・アンド・パートナーズで大手飲料メーカーや街づくりプロジェクトに携わる。インド人パートナーとの出会いをきっかけに、2014年春自分が培ったクリエイティビティを社会に還元したい思いからエシカルブランドを立ち上げ。現在、フリーコピーライターを兼業しながらインドと日本で活動中。

実行委員会からのコメント

大量に廃棄されるサリー、貧困地域の女性の雇用というインドにおける環境と社会の課題をファッションを通じて解決するという、環境・福祉・デザインの複数分野を融合した手法に斬新性を感じました。今後は、他の発展途上国にも広げていくことができると、地球規模の環境・社会問題の解決につながるのではないでしょうか。