取組紹介

有機栽培カモミール畑が広がる日本初ビオホテルの
「オーガニック・ウェルネス・リトリート」
株式会社相互 八寿恵荘
第6回グッドライフアワード
活動拠点:
長野県北安曇郡
WEB:
http://yasuesou.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/yasuesou/

取組の紹介

アレルギーの子ども専用の「自然体験教室」を13年開催しています。アレルギー専門医と栄養士同行のもと、食事や環境の制限で外出がなかなかできない子ども達に、自然と触れ合う支援をしています。また、乳がん体験者の方へのサポート活動も行っており、中でも乳がん体験者とサポーターとの交流の場を提供する「乳がんサバイバーツアー」は好評で、今年で10回行っております。このように、植物の力や森里川海など自然循環の環境保護を実践する日本初のビオホテル・八寿恵荘と、8000坪の広大なカモミール(日本名:カミツレ)の有機栽培農園が広がるカミツレの里で、人間本来の生命力や自然治癒力を引き出す、オーガニック・ウェルネス・リトリートを展開しています。その他、専門医を招いての健康セミナーや、農業を学ぶ大学生のファームステイ、環境教育プログラムのサマーキャンプの受けなども積極的に開催し、自然や環境と人間との共生について考える機会を提供しています。

活動のきっかけは?

カモミールの薬効成分は欧州で4000年前から重宝され、江戸時代に渡来したハーブです。昨今、化学肥料や食品添加物による健康障害が問題視される中、保湿、消炎、殺菌などのカモミールの持つ様々な作用が日本の健康増進に役立つはずと研究を重ね、地球環境に配慮した栽培方法を追及し有機農法にこだわってきました。これを活用することで人間本来の生命力や自然治癒力を引き出すお手伝いができるのではと考えました。

問題解決のために取り組んだ方法

カモミールの栽培から加工、活用まで有機農法であることに努めています。栽培は岐阜県大垣市を皮切りに、長野県池田町の有機JAS認定の自社農園の他、震災復興も兼ねて試験栽培を開始した岩手県野田村、宮城県登米市、長野県佐久市など日本各地に契約農家を拡大し、全て農薬を使わず有機肥料だけで手間ひまかけて栽培しています。その全国収穫量は約25トンまで増加しており、今後も同様の栽培地を増やしていく予定です。また、収穫したカモミールはカミツレの里に運ばれ、入浴剤などに自然加工して製品化しています。独自の非加熱製法でエキス抽出し、製品を厳正に管理。食品同様のトレーサビリティを確保し、安心・安全な製品づくりを行っています。肌に負担をかけるおそれのある合成成分も一切使用していません。また、会社の保養所として使われていた八寿恵荘を湯治の宿として一般に開放し、日本初のビオホテル認証を取得しました。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

当社の母体は印刷会社です。現在、カミツレを織り交ぜた紙を創作。ノートや絵本、紙のランプシェードなど、小さなお子さんでも安心安全に使える生活用途品を研究開発中です。そしてまた、こうした用品や八寿恵荘での活動を介して、カミツレの心身を癒す力を実感していただく場を積極的に設け、全国のハーブ栽培の農家様に還元することでますます活性化し、我が国全体の環境保全型農業推進の貢献の一助となれば幸いです。

プロフィール

株式会社相互は、企画から印刷まで手掛けられる一貫体制を整えた、印刷物を創造する企業です。環境に配慮したエコプリントを推奨しています。併せてスキンケアブランド「華密恋」と宿泊施設「八寿恵荘」を展開。ライフスタイルの提案を行っています。

実行委員会からのコメント

衣食住の生活全体で自然の循環を生かしてライフスタイルを変えていくことが重要と考えています。この取組ではカモミールを中心にすべてでオーガニックな本物を追求されていて、まさに新しいライフスタイルを実践されている点を高く評価しました。この取組の輪がより大きく広がり、持続可能なライフスタイルへのシフトが促されていくことを期待しています。
(中井徳太郎委員)