取組紹介

ジュースパックのゴミがポップな商品に
NPO法人LOOB JAPAN
第6回グッドライフアワード
活動拠点:
フィリピン・イロイロ市
WEB:
http://www.loobinc.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/NGOLOOBInc/

取組の紹介

フィリピン西ビサヤ地方イロイロ市は、2007年ごろからゴミ山で有価物を回収・販売するウェイストピッカーの組織化に取り組んでおり、私たちLOOBでは、ゴミ回収に変わる新しい仕事の創出に取り組んできました。その一つに今回紹介するジュースパック製品があります。具体的には、ゴミ山から収集したジュースパックを洗浄・乾燥させ、小物等を裁縫しています。LOOBは、デザイン、技術や会計知識の向上、毎月一定額を購入する、といったアプローチによって生産者の生計の安定を目指しています。生産者に持続的な収入や、仕事に対する誇りを提供するだけでなく、リサイクル素材の利用により市民の環境意識を高める活動にも繋がっています。生産者は、これまでのごみ回収という不衛生な仕事から卒業し、自分の作った製品で子ども達を養えるようになりました。コミュニティ全体で一つの製品を作り上げていくことから、地域の再生や活性化にもつながっています。

活動のきっかけは?

イロイロ市カラフナン村にはゴミ処理場があり、住民の10分の1が資源ごみ回収に生計を依存するウェイストピッカーであると言われています。またこの村での子どものドロップアウト率は他地域に比べて非常に高く、4人に1人がドロップアウトを経験しています。LOOBでは悪臭を放つこの地域の貧困状況を改善したいという思いから、成人への裁縫支援と、子ども達への教育サポートを並行して行っています。

問題解決のために取り組んだ方法

この活動のビジョンとしては2つあります。一つ目は、カラフナン村の裁縫メンバー(母親や女性)がゴミ拾い以外の持続可能な生計手段を確立し、全ての子ども達に教育の機会を与えることです。二つ目は、フィリピンでは生活ごみの分別やリサイクルが遅れているため、このジュースパック製品を現地で普及することにより、フィリピン現地の方々の環境への意識向上につなげていきたいと考えています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

LOOBではジュースパック製品の生計支援を継続することで、地域のセーフティネットとしての機能を維持する方針です。また同時にこの地域の中高生(13歳から17歳)を対象に、社会的な知識・能力を段階的に身に付け、実践的なリーダーシップを養うジュニアリーダー養成プログラムを実施しており、この中高生がイロイロ市民に対し、ごみ分別や環境保全への啓蒙をけん引できる人材になれるようプログラムを進めていきたいと思っています。

プロフィール

LOOBは2001年春にフィリピンで発足した団体で、イロイロ市を拠点とするLOOBと、日本から支えるLOOB JAPANがあります。日本人とフィリピン人が文化的かつ教育的な人的交流を通じ、国籍、年齢、性別、肌の色、信条を超えて相互理解と友好親善を深めるとともに、フィリピンの低所得者層を対象としたコミュニティ開発、教育・医療支援、環境保護、自立支援などの支援活動を推進し、奉仕精神を育て、地域の発展に寄与することを目的としています。