取組紹介

ソーラーシェアリングを活用した
『自然エネルギーと有機農業の融合による地域再生』
市民エネルギーちば合同会社
第6回グッドライフアワード
活動拠点:
千葉県匝瑳市
WEB:
https://www.energy-chiba.com/

取組の紹介

【エネルギー自給】
設立4年3か月で、環境配慮型ソーラーシェアリング1.6MW(標準家庭約500軒分)を自社設備として建設 ⇒ 周辺3村の電気を実質的に自然エネルギーで100%達成。

【食・農】
地域内農地80町歩のうち耕作放棄地5町歩を含む10町歩を有機農業圃場に転換。(食自給率向上)
(図1)

【地域興し】
上記設備売電収入より20年間に渡り地域協議会に年間約300万円を拠出、農業生産法人に約300万円を拠出する仕組みを構築 ⇒ 地元に新規雇用創出 & 様々な地域再生及び環境プログラムが進行中。

【住・連携】
地元環境NPO『匝瑳プロジェクト』&行政と連携し、都市⇒農村移住対策として①住居斡旋②古民家リノベーション③地元間伐材での小屋作り講座等を実施。(図2)

【交流・体験】
秋の収穫祭、芋ほり・梅干/味噌作りなどの農業体験講習などを定期開催。

【国際貢献】
海外NGOインターン受入・各国からの視察受入&技術指導

活動のきっかけは?

代表者が20年間以上、有機農産物の流通に従事している中、2011年3月福島第一原発の事故が発生しました。福島はじめ関東圏の代表者の当時の取引先農家も多大な被害を受け、廃業する有機農家も多数ありました。農業関連従事者もエネルギー問題を意識せざるをえない中、営農継続を前提とした環境負荷が少ない発電方法のソーラーシェアリングに出会い、その可能性と実例を日本中に発信するため当社は設立されました。

問題解決のために取り組んだ方法

【環境へのこだわり】
ソーラーシェアリングは環境にやさしい発電システム。地面や山林を壊さず、防草シートや除草剤は不必要。太陽光発電・農作物の光合成・有機圃場の土中微生物の炭素固定の3段階で二酸化炭素を削減。
その他の活動においても環境負荷を全て考慮し実践していきます。

【シェア(分ちあい)の精神】
売電収入は、地域の環境保全活動にも配分。昨年度は廃棄物が不法投棄されている畑を弊社スタッフ含む地域住民のみんなできれいに整備。都市と農村の集いの場『畑の上の公園』として変貌させる計画。

【ヴィジョンの明確化】
エネルギー・食・農・地域・雇用など『全ての環境問題は繋がっている』ので多くの方々の協力が不可欠です。その為には将来像を明確化してイメージを共有した上で活動を推進していきたいと思います。
小規模でも持続可能な地域を具現化し、21世紀にも通用する農村モデルを日本中に発信していきます。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

環境にこだわりながら4年半でエネルギー・食・農・住・雇用・都市農村交流・行政連携等に関して一通りの種まきができ、それぞれが芽吹き始めています。今後はそれぞれの芽を育て上げていくことで、総体としてより持続可能な社会生態系を構築し、同時に自然環境の再生に携わっていきます。多くのチャンスが訪れる中、全てのPJ進行には人が要ですので、人材育成に注力することで全国農村の持続可能モデルを構築していきます。

プロフィール

県内7環境団体有志が集い市民発電所設立を目標に設立。『自然エネルギーは地域と共にあるべき』と考え、
2014年本店を千葉市から匝瑳市移転。2016年設備下営農の為 関連会社/農業法人『Three little birds』設立。同年完全子会社『匝瑳ソーラーシェアリング』設立、1.2MW設備完成。2018年弊社主導で『豊和村つくり協議会』設立。前述団体と連携し移住者30代中心のスタッフが地域再生に奮闘中。