取組紹介

地域資源を活かした資源循環のまちづくり
みやま市
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
福岡県みやま市
WEB:
https://junkan328575.wixsite.com/mysite-3

取組の紹介

みやま市では、廃校になった小学校のグラウンド跡地にみやま市バイオマスセンター「ルフラン」を建設しました。ルフランとは、仏語で「繰り返し」という意味で、今まで焼却処理していたものを再資源化し、繰り返し使用していこうと気持ちを込めて名付けました。
ルフランは家庭から出た生ごみ、し尿、浄化槽汚泥をメタン発酵させ、液肥と電気を生み出します。
液肥「みのるん」は優れた有機質の肥料として、水稲や麦等の栽培に利用します。液肥で育てた農作物は、食卓に並び、みやま市に資源循環の「環」ができます。
生ごみ等を発酵させ発生するメタンガスを利用し、コジェネ発電を行い、施設内の電力と温水として利用します。
校舎跡地については、教室や校長室等を、食品加工室やカフェ等に改装しました。カフェでは日替りシェフが料理を提供しています。また、料理教室やジャズライブも開催され、市内外から多くの方々が集まり、とても賑わいを見せています。

活動のきっかけは?

2011年の東日本大震災による原子力発電所の事故により、地域分散型の再生可能エネルギーの機運が高まり、みやま市における再生可能エネルギー導入可能性調査を行い、風力、小水力、太陽光等の地域のエネルギー源を調査した結果、未利用資源である生ごみ・汚泥系メタン発酵発電を利用した資源循環プロジェクトを選定し、構想開始から7年の歳月をかけ市民の皆さんのご協力により、バイオマスセンターが完成しました。

問題解決のために取り組んだ方法

みやま市が目指すビジョンは、みやま市が目指す資源循環型社会の構築を進めるため、重視しているポイントは3つあります。
1つ目は、液肥の原料となる生ごみをしっかり集めることです。生ごみの分別は、市民の協力なしでは絶対にできません。生ごみ分別をはじめとする市民の協力が、環境問題対策の一つであることを理解していただくために広報や説明会をする必要があります。
2つ目は、出来た液肥を利用することです。農家の方々が今まで使っていた化成肥料と同じように安心して利用できるよう多くの作物での利用を行う必要があります。
この2つが順調に行われることが、みやま市の資源循環のまちづくりに繋がると考えています。
そのうえで、視察者や施設利用者、ここで出来た料理や加工食品を通してルフランを発信し続けることが3つ目の重視しているポイントです。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

今の日本の現状を踏まえ、人口減少に伴う廃校の増加、行政のごみ処理の問題を解決するためのモデルとして、ルフランを中心とした資源循環型の持続可能なまちをつくり、未来の子供たちが誇れるみやま市を世界に発信したいと考えております。

プロフィール

みやま市は福岡県の南西に位置し、肥沃な土壌の筑後平野を中心に、東部には山間地が南北に連なり、西部は有明海に面した人口約3万7千人の農業を基幹産業としたまちです。
平成28年の電力自由化に伴い、自治体で初めて電力小売企業を設立し、グッドデザイン賞を受賞しました。また平成30年12月に、メタン発酵発電施設であるバイオマスセンター「ルフラン」を竣工し、生ごみ、し尿、浄化槽汚泥の再資源化に取り組んでいます。