取組紹介

「奥飛騨・高山自然エネルギーの里構想」始動!
①シン・エナジー株式会社 ②奥飛騨自然エネルギー合同会社 ③奥飛騨水力発電株式会社 ④飛騨高山グリーンヒート合同会社
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷、岐阜県高山市国府町宇津江
WEB:
https://www.symenergy.co.jp/
Facebook:
https://www.facebook.com/symenergy/

取組の紹介

自然が豊富な奥飛騨・高山地区において “人と自然の共生”を掲げ「奥飛騨・高山自然エネルギーの里」を創造し、エネルギーによる地域経済圏の発展を目指しています。
化石燃料からの脱却を見据え、地熱をバイナリー発電に、水力を小水力発電に、森林をバイオマス発電に活かすため、奥飛騨自然エネルギー(合)、飛騨高山グリーンヒート(合)、奥飛騨水力発電(株)を設立し、発電事業と地域づくりを開始しました。
本構想は発電だけでなく、地熱温水の有効利用として錦鯉養殖、バイオマス発電の排熱を隣接温浴施設で有効利用など、総合的なエネルギー利用を行っており、将来的には地域新電力の設立による地域内経済圏の循環を視野に入れた先駆的事例です。地域資源は社会的共通資本だと再認識することで、未来やつながりを考える機会になります。
本事例を、“人と自然の共生”による地域創生の基本的枠組みとして、他地域へ波及できる思想と仕組だと考えます。

活動のきっかけは?

地域住民、温泉組合、行政などが抱いていた「豊富な自然の恵を活用したい」「地域主導で適切な開発をしたい」という思いを、シン・エナジーが受け止め、同社が技術力やファイナンス力で支援することとなりました。
地域主導で、高山市新エネルギービジョンに基づいた「奥飛騨・高山自然エネルギーの里構想」を描き、協議会、勉強会等を行い、2016年から主体会社を共同で順次設立させ、理解と共感を得ながら進めてきました。

問題解決のために取り組んだ方法

本構想は、地域住民が自ら創りあげた地域創生ビジョンであり、地元の自然資源を活かしたエネルギー創出と活用を通じ地域内で資源・エネルギー・経済が持続的に循環するモデルです。
重要ポイントは、まず「地域主導」を貫くこと。そのために3つの会社を共同で設立させ、その出資比率は地元企業の比率を高くし、地域主導の意思決定を可能にしました。
2点目は、「技術」です。FIT後を見据えた長期視点、地域固有条件に即した技術で進めることであり、結果、大型ではなく小型分散に対応した技術となりました。
3点目は「経済性」であり、事業主体を会社にし、適正利益を追求するとともに、地域づくり基金を事業計画の段階から設けて市域に資する投資を地域団体等へ持続的に公募していきます。本事業の拡大によって、域外へのエネルギー支出を低減させ、循環型経済圏を実現します。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

行政との連携を強化し、自然エネルギー資源の域内活用、提供し続けるために、地域新電力の設立(住民と未来について考えたり、屋根上太陽光、ペレットボイラー等の創エネの普及機能)検討や、新たな地熱発電所(250kW)、小水力発電所(657kW)の建設予定、さらに奥飛騨温泉郷の変化を実感する民間企業主催のバスツアーを2020年4月頃から開始し観光客増加を見込みます。また、温泉の充実、地熱を利用した一次産業の創出も進めます。

プロフィール

シン・エナジー株式会社  エネルギーの総合プロデュース&エンジニアリング企業
資本金367,250千円 設立:1996年12月  出資:三井物産20.5% 他

以下、地元主体会社
奥飛騨自然エネルギー合同会社
資本金500千円 設立:2016年5月  出資:地元企業80% シン・エナジー20%
奥飛騨水力発電株式会社
資本金1,000千円 設立:2017年11月  出資:地元企業61% シン・エナジー39%  
飛騨高山グリーンヒート合同会社
資本金64,000千円 活動開始:2017年4月 出資:シンエナジー36%・地元個人及び地元企業64%