取組紹介

高校生発!買い物で未来を変える、低炭素社会を目指した「どら良(い)~りんご」
愛知県立南陽高等学校 Nanyo Company部
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
愛知県名古屋市
WEB:
http://www.nanyo-h.aichi-c.ed.jp/b-nanyo%20company.html

取組の紹介

台風などの自然災害によって売り物にならなくなったりんごを使い、高校生と企業が連携し商品開発を実施。規格外品の利用やカーボン・オフセットの実施など、環境に配慮していることのみをPRするのではなく、消費者が満足するような商品自体の魅力の向上を図るため、食感や販売価格、パッケージなどを消費者目線で考え、改善するなど試行錯誤を重ねた。その結果、食感と環境にこだわった「どら」良い商品(「どら」は名古屋弁で「とても」という意味)として、ドライフルーツ「やわらかドライりんご」を商品化することに成功した。さらに、COOL CHOICEマークを付けることを提案し、消費者が環境配慮型商品であることを認識できるような工夫をした。
環境に良い商品を選ぶ消費者を増やすため、PR動画での宣伝だけでなく、小売・卸売業の企業にもアプローチを行い、販路拡大にも成功。多くの方が買い物で環境に配慮できる社会の実現に向けた、環境を整えることができた。

活動のきっかけは?

私たちはカーボン・オフセットやCOOL CHOICEを活用した商品開発を実施し、環境に配慮した商品の販売や啓発を行っていたが、カーボン・オフセットだけでは環境に配慮しているかどうか分かりにくいという、消費者の意見をいただいていた、そんな中、企業の方から規格外品のりんごを使った商品開発をやってみないかというお話を受け、農家の方々を助けたい、地域貢献の一環として低炭素社会を実現したいという思いからこの取組を開始した。

問題解決のために取り組んだ方法

環境配慮型商品が環境に良いと分かっていながら、その商品が選ばれることがないという現状もある。そこで、環境に興味のない消費者も、環境に配慮した商品を選ぶような世の中を目指し、次の2つの視点からその達成を目指した。
①環境に興味のない消費者にも選んでもらえる商品作り
環境に配慮しているから選ぶという視点と、消費者が満足する商品という視点の2つの視点を組み合わせた商品を開発することで、多くの消費者が選ぶ商品作りを実践。食感や味にこだわることで、商品力の向上を図り、環境に興味のない消費者にも選んでもらえるように工夫。
②実用的な取組にするための販路拡大
どんな良い取組も多くの方に知ってもらわなければ意味がないため、環境配慮型商品を多くの方に手にとってもらうために、販路を拡大するためにアプローチを行う。地元だけでなく、大手企業等にも声かけを行い、販路を拡大し、多くの人が手に取りやすい環境作りをする。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

環境配慮型商品の商品力を高めることは、企業の展示会での反応や実績を見ても、自然に消費者が手に取る環境を作り、環境保全するという意味で効果的であった。
一方で地球環境全体を考えた経済活動を活発化させていくためには、人の価値観は切り離せない。今後は、環境配慮型商品を充実させると共に、未来を担う子供達等が環境に配慮した行動をとることが当たり前となっていくような、教育・啓発活動を充実させていきたい。

プロフィール

南陽高校Nanyo Company部は2010年に設立。地域貢献を目的として、「フェアトレード」「カーボン・オフセット」「COOL CHOICE」を組み合わせた活動を実施。地産の食材や、生分解容器、カーボン・オフセット制度を活用した商品開発・啓発活動を行うことで、国際理解や環境保全に関する取組も実施。様々な地域のイベントへの出店・販売等を通して地域に貢献している。他にも、「消費者支援功労者表彰」「COOL CHOICE LEADERS AWARD」など様々な団体から評価を受けている。