取組紹介

「愛媛シルクプロジェクト」〜伝統×革新で持続可能な産業創出へ〜
株式会社リバースプロジェクトトレーディング
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
愛媛県松山市(本拠点)、大洲市(養蚕場)、西予市(養蚕場)
WEB:
https://www.rebirth-project.jp
Facebook:
https://www.facebook.com/ehimesilkproject/

取組の紹介

かつては世界一の生糸生産国であった日本。生産量はこの四半世紀で約95%減少し、国内養蚕業は激減しています。愛媛県も例外ではなく、2016年より地域資源であるシルクを使った商品開発、ブランディング、国内外への販路開拓を行っています。未利用資源であったきびそ(繭から生糸になった後に残る副産物)等を有効活用して、SDGsの考えに共感し、持続可能で、エシカルな商品開発、取り組みへと発展させます。
日本の伝統あるシルク産業を新たな技術革新と掛け合わせることにより、イノベーションを起こし、新たな産業を産み出す 「シルク新産業創出プロジェクト」 として、日本のシルク産業の発展に貢献します。
この活動を加速させ、愛媛県全体での推進体制を整備するために、平成30年度に産学官30機関(関係する自治体、試験研究機関、産業支援機関、大学及び民間企業等)の参画を得て、愛媛シルク協議会を設立、より一層の事業の拡大に取り組んでいるところです。

活動のきっかけは?

シルク産業(生糸)は戦前、外貨獲得の一番手であり、日本の経済成長を牽引してきた重要な基幹産業でした。戦後、養蚕(桑畑)から米、野菜等の農業への移行があり、養蚕農家の収入減、高齢化、後継者不足により、養蚕業は激減しました。生糸になるのは繭のわずか17%であり、残り83%は捨てられるか低付加価値な商品にしかならず、未利用資源から、新たな商品開発をして、エシカルな取り組みから資源の大切さを伝えたいと思いました。

問題解決のために取り組んだ方法

伝統産業であるシルク産業を、次世代につなぎ、持続可能な産業へと発展させるには、「伝統×革新」の考えが必要です。地域資源の中には未利用資源があり、それを有効活用して新たな商品を産み出すことは、エシカル消費につながることを、シルクを通じて、多くの消費者に伝えたいと考えます。
耕作放棄地を利用した桑葉栽培、破棄される資源(キビソ、蛹等)を有効活用した商品の開発、多分野へのシルクの応用等、新産業創出による伝統産業の再構築を地域共創プロジェクトとして実践していきます。様々な角度からシルク産業を見直し、それぞれをビジネスとして持続可能な活動にして、さらには、地域における環境保全活動へと結びつけます。
未利用資源を活用していることやシルクそのものの活用が環境保全になることを伝えます。海洋保全の事例としては、養殖の餌に蛹を混ぜることで、養殖魚の魚糞を減らし海洋汚染を減らすことにつながることがわかっています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

地域資源であるシルクを活用した商品開発等の取り組みを、愛媛から地域共創プロジェクトとして行い、それを他の地域にも伝えていきます。地域連携して、更に大きな動きになるように2019年9月に、全国シルクビジネス協議会を発足しました。地域や分野の垣根を超えたステークホルダーが連携することで、様々な産業、分野へと波及していき、ジャパンシルクが環境保全や社会貢献につながる全国各地の取り組みになるように尽力します。

プロフィール

「人類が地球に生き残るために」という企業理念のもとに、これまで人類がもたらした環境や社会への負荷、影響を見つめなおし、未来における生活を新たなビジネスを通して提案しています。「愛媛シルクSDGsプロジェクト」をベストプラクティスとして、地域資源の活用を通じて、商品開発、ブランディング、販路拡大等を行い、地域資源の大事さとモノからコト消費につながるエシカル消費を促す活動を持続可能な形で実践していきます。