取組紹介

古紙再生を通じた持続可能な社会づくりを実現
株式会社日誠産業
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
徳島県阿南市
WEB:
http://www.nissey.net/
Facebook:
https://www.facebook.com/株式会社日誠産業-169201699857750/

取組の紹介

製紙原料のパルプは、ティシュペーパー等の日用品、ノート等の文具用品、卵や果実等の緩衝材モウルド、建物の内外装材等、幅広い素材で利用されている。またTシャツやタオル等の再生繊維(レーヨン)製品にも利用されている。
当社は主に紙パック古紙を原料として、1日約100トンの古紙(紙パック約330万枚分)から、約80トンのパルプを製造している。年間約2万トン、国内約20%の紙パックを処理しており、様々な素材として国内はもとより、海外でも利用されている。
また広島平和記念公園の「原爆の子の像」に捧げられる折り鶴を昇華する活動も行い、当社でパルプ化、再び商品にしている。また排出された古紙を再生、再び商品として利用する循環型リサイクルの提案も行っている。当社グループでは、再生パルプ商品の企画・開発・販売も行い、環境だけでなく平和への社会貢献として提案、ストーリーのある商品化を行い、持続可能な社会づくりを実現している。

活動のきっかけは?

以前は、再生パルプとバージンパルプの優位性(主にコスト安)のビジネスだった。バージンパルプ相場価格変動により、優位性が無ければ販売減等があり、何とか安定したビジネスに繋げたいと考えていた。2012年環境展示会「エコプロダクツ」に初出展。多くの来場者や出展者から大きな反響があり、環境配慮の観点をビジネスに繋げることができないかと各企業に提案したところ、持続可能な循環型リサイクルビジネスがスタートした。

問題解決のために取り組んだ方法

リサイクルとは、消費者または事業者が排出物を分別、その分別された物が回収された時点でリサイクルが終了したと考えられている場合が多い。分別されたリサイクル材を当社のようなリサイクラーが貴重な資源として再商品化。その商品が一般流通して消費されることにより、リサイクルの循環ができる。この循環が繋がっていないと、リサイクルが成立しない。またリサイクルは、何となくやらされていると感じている人も多い。その為、自分達が手間暇かけたものが商品になり、また自分達で利用できるとなると、積極的な活動に変わる。
企業の社会的責任(CSR)を重視する動きが強くなる中、企業価値の向上、また廃棄物削減等の効果でビジネスにも繋がり、環境に配慮した持続可能な社会=グッドライフな活動となっている。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

多くの方々に当社活動を知っていただくことが重要。2012年より毎年出展の「エコプロ」は、1年の集大成。2017年より当社関係先の企業・団体による「トークセッション」を開催。リサイクル事例中心のセッションは、予想以上の反響。同様の取組みをしたいとの相談もある。
また工場見学会開催、講演会登壇等事例紹介。地域イベントにも参加、紙パックとトイレットペーパー交換等参加型の企画を行い、さらなる活動強化を進めていきたい。

プロフィール

1970年 有限会社日誠産業 創業、製紙原料売買(古紙問屋)として発足
1985年 再生パルプ製造プラント開設、紙パック古紙の利用開始
2012年 「第3回日韓加工産業環境経営」フォーラムにおいて日本の再生紙メーカー代表として事例発表、エコプロダクツ初出展、エコアクション21認証取得
2013年 FSC®-CoC認証取得、徳島県3Rモデル事業所認定
2015年 商品開発部門を株式会社カミーノとして分社化