取組紹介

地域資源虎竹を世界に発信!日本唯一の虎竹車両「REIWA-125号」 スペインボックスカートレースに参加
株式会社 山岸竹材店
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
高知県須崎市安和
WEB:
https://www.taketora.co.jp/
Facebook:
https://www.facebook.com/taketorayondaime/

取組の紹介

高知県須崎市安和でしか生育しない、竹表皮に虎模様の浮き出る不思議な竹「土佐虎斑竹(とさとらふだけ)」(以降「虎竹」という。)を使い、竹製車両「REIWA-125号」を製作。スペインのボックスカートレースに出場し、世界に向けて地域資源の虎竹と竹素材の魅力を発信しました。
平成30年8月メキシコで開催された第11回世界竹会議に、弊社代表の山岸義浩が基調講演者として参加した際、一人のスペイン人男性からレースに誘われたのが今回の取組のきっかけでした。レースの地、スペイン ビトリア=ガステイスは欧州グリーン首都にも選ばれた環境都市です。ボックスカートレースはエンジン無しの坂道レース。排ガスを出さないエコな大会に自然素材の竹の車で参加することで、一貫して環境へのやさしさを訴求できると考えました。大会では虎竹で鎧型のプロテクターも製作。竹の丈夫さ、日本らしさ、そして虎竹の歴史をアピールしました。

活動のきっかけは?

プラスチックごみなど環境問題に対する意識の高まりもあり、竹の活用は見直されつつあります。しかし依然として、竹文化や技術の継承は大きな課題です。虎竹についても歴史的、文化的な価値は人々に浸透していません。どうすればより多くの人に情報を伝えられるか。幅広いターゲット、特に未来を担う若者に竹を知って使ってほしい。海外での活躍が、竹製品に注目する一つのきっかけになる事を期待してレース参加を決意しました。

問題解決のために取り組んだ方法

レース参加には2つの目的がありました。一つは国内外の人に、竹の特性や日本の技術力を知ってもらう事。もう一つは虎竹の歴史にまで理解を深めてもらう事です。
竹にはまっすぐな直線の美しさと、しなやかな曲線の美しさがあります。REIWA-125号のボディは両方の特性を表すデザインにしました。しかし、曲げる加工は簡単なものではありません。職人の感覚だけで角度を調整して作り上げる日本の技術の高さを表したのです。
また、車体と同時に虎竹でプロテクターを製作。デザインは、高知城初代城主山内一豊の甲冑をモチーフにしています。これは江戸時代、貴重な虎竹が土佐藩に年貢として献上されていたという歴史があるからです。
このように、車体について語ることで同時に竹についても語れるよう、随所にエピソードを盛り込みました。対面で説明をする場合も、メディアを介して情報発信する場合でも、印象的に伝わりやすくする工夫です。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

新しいモノづくりにより職人に活気が生まれコミュニケーションが活発になりました。自分の仕事が外部から高く評価された事がやりがいに繋がったようです。今後も一層、働きがいのある職場を目指します。
今年10月には「レッドブルボックスカートレース東京2019」への出場が決定しました。イベントは若者の注目を集めるチャンスです。まず虎竹を認識してもらう事。次に、竹を暮らしに取り入れる「きっかけ作り」を行います。

プロフィール

竹虎(株)山岸竹材店は、創業明治27年(1894年)より竹材・竹製品製造卸業として皆様にご愛顧いただいている日本の竹材専業メーカーです。国内はもとより海外からも注目される全国唯一の虎斑竹を育む、静かでのどかな虎竹の里より、竹の老舗、竹の専門店ならではの「竹のある暮らし」を発信し続けています。