取組紹介

世界一の天栄米、この土地を未来に引き継ぐために
天栄米栽培研究会、天栄村
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
福島県天栄村

取組の紹介

東京駅から新白河駅まで東北新幹線で約1時間半、下車後、車で約30分。中山間地域の自然豊かな里山に囲まれた福島県天栄村。そこでは世界一の米「天栄米」を栽培している。米価の下落に危機感を抱いた農家が集まり、生き残りをかけて「日本一美味しい米の産地」を目指している天栄米栽培研究会では、米の食味、品質の向上と一貫して安全で安心な環境に配慮した有機栽培や特別栽培で工夫を凝らした米づくりに挑み、米の食味・品質を競い合う世界最大のお米のコンペティション「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」において、平成20年から平成28年まで9年連続金賞受賞という前人未到の成果を収めた。この記録が世界一の米と呼ばれる所以となる。恵まれた自然環境を大切にしながら実直に米づくりを営む姿は、米づくりの新たな価値観と環境に配慮した農業がもたらす環境保全の大切さや村内の小中学校の給食に提供することで食の安心について地域に影響を与えた。

活動のきっかけは?

平成20年2月の天栄米栽培研究会の結成は、平成18年ウルグアイラウンドでのコメの一部自由化、平成20年の米の流通の自由化をきっかけに、米価の下落に危機感を抱いた農家が集まり、日本一美味しい米を作ろうと考えたのが始まり。結成直後から取り組み、有機肥料と漢方煎じ滓を使用した有機資材を使用し、専用田植機を用いた「紙マルチ栽培」による漢方環境農法で栽培する無農薬・無化学肥料の「漢方環境農法天栄米」が原点である。

問題解決のために取り組んだ方法

『安全・安心な日本一美味しい米づくり』
【美しい農村環境の保全と環境に配慮した米づくり】
有機栽培や特別栽培による自然環境に負荷をかけない自然の恵みを活かした米づくり
【消費者から理解される「安全・安心」な農産物の生産と産地づくり】
良食味・品質の高い米の生産、米・食味分析鑑定コンクール国際大会への参加、社会的な評価の構築
【豊かな自然環境を次世代に引き継ぐため、その貴重な財産を守り続ける取り組み】
都市農村交流などによる体験農業を通して、米づくりの原点やその背景を知ってもらう
田んぼの持つ役割(食と農業の関係、環境、生物、防災機能など)とその大切さを学んでもらう

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

「天栄米」は、どんな特徴のお米で、どのような環境のもとで、どのような生産方法で、どんな思いのもとで作られているか、情報を発信し一人でも多くの消費者に美味しさだけでなく、食の安心をもっと知ってもらいたいと考えている。私たちは、ただ実直に「安心で美味しいお米」を届けたいという思いと今後も米の食味、品質の向上と一貫して安全で安心な環境に配慮した米づくりに励み、もっともっと地域を元気にしていきたい。

プロフィール

天栄米栽培研究会の会員数25名。米の食味、品質の向上と一貫して安全で安心な環境に配慮した米づくりに取り組む。平成20年2月に発足して以来、毎月1回欠かさずに、土づくりや栽培方法、生育状況の話し合いを重ねて、様々な工夫を凝らし、有機栽培や特別栽培による米づくりに取り組んでいる。