取組紹介

未利用の南三陸産わかめ茎を利用した家畜飼料の開発
さとうみリファイン株式会社
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
宮城県本吉郡南三陸町

取組の紹介

さとうみリファインでは未利用なわかめ茎を活用した飼料を製造販売しております。
2018年は法人の立上げ及び飼料の試作を実施、2019年から段階的な量産を開始しました。購入いただいているお客さまからは、毛艶が良くなった、食いつきが良いなどの高評価を頂いております。また、この飼料で羊肉の旨味成分が6倍も増加することや、家畜の腸内環境が改善されるといった科学的な裏付けデータを取得し、未利用資源を使用したアップサイクルの先駆けです。新たに事業を興すことで、未利用な資源が有効に活用されるのみならず、産業の創出が、新たな雇用を創出し、結果として震災復興へとつながっていき、地域課題の解決に貢献していきます。

活動のきっかけは?

宮城県南三陸町は、東日本大震災の深刻な被害を受けた地域であり、震災から8年経った今でもなお復興が途上の段階の地域です。岩手県・宮城県では、わかめ養殖が盛んであり、わかめ養殖量は岩手県・宮城県で全国の7割を占めるほどです。南三陸町もわかめ養殖が盛んな地域です。一方で、わかめ養殖においてメカブを削いだ芯の部分が未利用であり、南三陸町だけで年間2000トンあまりも廃棄されると言われております。このわかめの茎に着目しました。
東日本大震災をきっかけに復興支援で活動をし、わかめ茎を活用した飼料で育てた羊を中心として復興事業を行っていた、さとうみファームと共同で事業を興し、さとうみリファイン株式会社を2018年3月に立ち上げました。

問題解決のために取り組んだ方法

リファイングループでは、蒸留の技術を利用し溶剤についてリサイクル品でありながら、新品よりも純度が高くなる「アップサイクル」を実現しました。環境問題が深刻化するなか、「循環型社会の創造」を実現すべく、溶剤に限らず地下資源に頼らない、地域の利活用されていない未利用な資源に着目をした商材の開発を進めていき、現存する商材にはない機能、あるいは凌駕した新たな価値の創造を目指しています。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

各地の未利用資源を活用してアップルサイクル品の開発・普及に邁進していくことで、地域の活性化そして循環型社会の創造を実現していきたい。

プロフィール

さとうみリファイン株式会社は、リファインホールディングスとさとうみファームの共同出資により設立された。南三陸ではわかめ養殖が盛んであるが、メカブを削いだ残りの芯の部分が未利用となっている。この未利用資源に着目し、2018年3月、わかめ茎を有効利用する事業として、本事業を立ち上げた。この事業により、未利用資源の有効活用を進めるだけでなく、地域に根差した企業として東日本大震災による被災地の復興、地域創生に貢献していく。