取組紹介

日本酒を通じた有機化プロジェクト
ナオライ株式会社
第7回グッドライフアワード
活動拠点:
広島県呉市三角島
WEB:
https://naorai.co/
Facebook:
https://www.facebook.com/naoraiinc/

取組の紹介

私達は、広島県の瀬戸内海に浮かぶ、人口約20名の小さな離島、三角島(ミカドシマ)に拠点を置き、日本酒をベースにした、MIKADO LEMONというお酒を作っています。このお酒の原料には、地元の酒蔵の純米大吟醸と、自社栽培を含む、三角島エリアで採れた完全無農薬のレモンを使用しています。島の現状としては、人口減少と高齢化が進み、これと同時に耕作放棄地も増加しています。そこで私達は、こうした耕作放棄地を島の人からお借りし、このお酒が30本売れるごとにレモンの苗木を1本植え、土地を再活用しています。こうした活動を続けるうちに、共感してくださる人達が増え、毎年200〜300名の方々が、この島に足を運んでくれるようになり、植樹や農業体験などを行なっています。こうした方々や地元の農家さんと共に、耕作放棄地を無農薬のレモン畑に生まれ変わらせていくことで、この島一体をオーガニックレモンの産地にしていく事を目指しています。

活動のきっかけは?

島で有機農法を営む方に、無農薬でレモンを育てる方法を教わる中で、これまでの慣行農法を続けていては、土の力が弱まり、いつか農業を続けられられなくなる事を知りました。また、この小さな島を拠点に活動する事で、人口減少と少子高齢化、それに伴う耕作放棄地の増加を目の当たりにしました。この持続可能な農業を通じて、耕作放棄地を再活用し、島に活気を取り戻したい。この想いが私達の活動の原点です。

問題解決のために取り組んだ方法

この島での取り組みのゴールとして、2025年までには、地元の人や、私達に共感してくださる方々と共に1万本のレモンの苗木を植樹し、世界有数のオーガニックレモンの産地にすることを目指しています。そして、このゴールに向けた、具体定期な達成方法としては3つが挙げられます。それは、①MIKADO LEMONの販路拡大。②流動人口を増やす。③農泊事業を開始する。この3点です。まず、①については、単純にこのお酒の販路が増える事で売上が上がり、この活動が持続できます。そして②は、MIKADO LEMONの販売やSNSなどでの島での活動を発信する事で、島に訪れる人達を増やします。そして③は、これまでの経験上、こうした来島者の多くは農業体験に興味のある方が多いので、農泊ができるよう受け入れ態勢を整えていきます。こうして、自分達だけでなく、島の外の力もお借りしながら、このゴールの達成を目指します。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

現在、浄酎(ジョウチュウ)という新しいお酒を開発しています。このお酒は日本酒を原料にした蒸溜種のようなお酒です。このお酒は、原料に100%有機のお米を使用する事を前提に日本酒を作っていただける酒蔵さんから日本酒を仕入れ、それを蒸溜して作っています。こうして、この浄酎を通して、日本の田んぼと酒蔵の有機比率を高めていく事を目指しています。

プロフィール

私たちはここ40年で約4分の1の規模、そして現在も縮小し続ける日本酒業界をなんとかしたいという想いで、2015年4月に「ナオライ株式会社」を設立しました。「多様で豊かな日本酒文化を守り、そして未来に引き継ぐ」この言葉をテーマに事業を進めています。また、地域に根ざした酒蔵と共に、日本酒を通じた地域活性化にも取り組む日本酒ベンチャーです。