取組紹介

新しい啓発活動への挑戦
瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決へ向けての「自分事」化プロジェクト
山陽学園中学校・高等学校 地歴部
第9回グッドライフアワード
活動拠点:
岡山県ほか
WEB:
https://www.sanyogakuen.ed.jp/schoollife/club/chireki

取組の紹介

私たちは瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向け、海底ごみと島嶼部の海岸漂着ごみの回収活動と、ごみの発生抑制のための啓発活動に取り組んでいる。回収量を大きく上回る発生量を抑制するための啓発活動は重要である。しかし、実施する啓発イベントの参加者意識は大変高く、啓発効果の広がりに疑問を感じた。解決に向けて、イベントに参加できない人、意識の低い人、他人事と考える人の意識を変えるべく、日常生活や地域(足元)から問題を「自分事」として意識と行動の変化を促す実践である。

問題を「自分事」として捉えてもらう実践の1つ目は、日常生活から促すことである。不特定多数の人が集う商業施設にて、買い物客に対して大量に購入するプラスチックやビニール包装について伝え、商品からごみへの意識を醸造した。2つ目は、居住地域の足元から促すことである。通常の啓発イベントを開催する際に、その地域の用水路のゴミ調査を実施し、結果を盛り込むことで、足元の用水路から海への繋がりを意識してもらった。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事

海洋ごみ問題の解決は、私たちが取り組む回収と啓発だけでは不可能である。地元企業との協定を結んだことを契機に、運搬・廃棄・処分・再利用・開発・資源化など「環」となる実践に取り組みたい。

プロフィール

山陽学園中学校・高等学校の部活動の1つである。2008年から瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けて、回収活動と啓発活動に取り組む。回収活動については、認知度が低い海底ごみと島嶼部の海岸漂着ごみを回収作業を漁業関係者と島民との協働により取り組む。
啓発活動については、メディアから、国際会議・学術会議から、出張講座・展示会から、体験学習会など多彩な角度からメッセージを伝えている。
活動の根底には、美しい瀬戸内海を守ること、生物多様性の保全がある。現在、新しい啓発活動の形として、問題を「自分事」として捉えてもらえるよう日常生活と足元(地域)から意識と行動の変化を促す実践にチャレンジしている。